Icon stand

ストアでダウンロード

Btn appstore Btn googleplay
41paj5we2gl

日本の1970年代を代表する住宅建築が、97年、姿を消した。この建築を設計者とともにつくりあげた母とそこに育った娘たちが20年の日々とその帰趨を、それぞれ... 続き

コメント

東京国立近代美術館にて開催中の「日本の家 1945年以降の建築と暮らし」を見て改めて「中野本町の家」に惹かれることを再認識。
帰宅して本棚から掘り出しここ1週間通勤時に読んだ。
新宿にほど近い中野本町に70年代日本の住宅建築を代表する馬蹄形のチューブ状空間が生まれた。設計は伊東豊雄、施主は実の姉である後藤暢子。この住宅は1997年にわずか20年の歳月で姿を消すこととなった。本書はこの住宅を作り上げた母とその娘、そして設計者がそれぞれの視点から「中野本町の家」を語っている。
「中野本町の家」に惹かれる理由はチューブ状空間の無機的な質感や差し込む光の具合、中庭の外部と内部のねじれなど数多くあるのだが再読して、静かな力強さというか建築の持つ暴力性もしくは業のようなものあるのかなと気付く。この住宅は後藤暢子が30代後半の時、まだ40歳である夫を失ってから直後に建てられている。
「先程、建築が住み手に働きかけてくる力がとても強くて、と申しましたけれど、実際、建物が絶えず私を、それを建てた時の状態に引き戻すのです。けれども、今も言ったように、わたくし自身は新築当時の闇をくぐり抜けて、生活も仕事も少しづつ明るい方向へと展開していく・・・そうすると毎日そこで暮らしている建物だけが、わたくしの過去であって、わたくし自身は20年前とはちがった積極性をもって、今現在を生きている。それはやはり住宅建築がクライアントの心理的、精神的な面を強く、また繊細に、表現できるものだなという驚きを生むと同時に、自分はもうこの家は住み終えた、ここから出て行きたい、という切実な思いともなって、ついにひとつの決断をくだすに至った、というのが今の状態です。」P40

その他のコメント

一冊の本になるような作品ってすごいですね。しかも、そのユーザのインタビューで構成された本。

読者

6cb5df69 ceea 4233 aaae 413922b5218c1cee6f88 604b 4615 a254 0ba7ea68165dPictureD487fe1c d403 4567 8828 809aeb6f9869 4人

科学

51tlefrc%2bul

動物になって生きてみた チャールズ・フォスター

Da7ed40f 2e85 4d0f b348 238216b8aa92

Ritsuko

本の街 神保町で働いています。

キツネになろうと道端で寝ていたら、警官に起こされて「ちゃんとしてください」と自宅に帰されたそうだ。 ヒトの生活から離れ、街にやってくるキツネとしてゴミ箱を漁り、ヒトの暮らしを観察した著者。それでわかったのは、ヒトは、同じようなものを食べ、同じようなテレビ番組を観て過ごしているが、野生のキツネはまったく違うということ。あらゆるものを食べ、様々な臭いを嗅ぎ、だから個体によって観ているものも様々なのだ。 こういったことは、ヒトが、いろいろな感覚や能力を失った種だということを示唆している。ヒトも動物の一種にすぎないというのに。 目があっても見えず、鼻があっても嗅げず、手があっても感じない。都会に住むヒトはそんな有様だ。 そして、ヒトはキツネや鳥ほどのスピードで動けない。自力で飛びたいのなら、鳥の習慣を身につける必要があるのだ。 己を知れ。ヒトは、地球に住む生物種として、できることをわきまえるべきだ。そのためには、隣に住む他種をよく知る必要があるのだ。

1日前

Icon user placeholderC9bb437b d9e8 48f6 8ade b4e97d008f76E62f0c3c f8ba 47a7 a44e a1b165318b7f 10
415tuspv3ml

鏡映反転――紀元前からの難問を解く 高野陽太郎

3792c910 ea1b 43a6 aea6 8e1c4da420e1

レオ

ホラー系の小説及び社会科学系の新…

「何故、鏡に映ると反転するのか?」この単純な疑問が過去から現代に至るまで長らく論争を繰り広げており、かつ現時点でもその明確な答えが出ていないことに関して驚きを隠せなかった。しかし、この単純な問題が何故現代に至るまで解かれていないのか、この本を読み進めていくことによってこの問題の奥深さを知ることが出来た。この本の筆者が行きついた答えは、鏡映反転というものは三種類の反転の組み合わせの違いによってもたらされるものであるというかなり斬新なものであった。でも、確かに文字の反転と身体の反転は同じようで違う。そして、最初は疑いの念が強かったこの説も本を読み進めていく上でその通りかもしれないと感じるようになっていった。何より面白かったのはこの現象が物理的現象ではなく心理的現象(認知心理学)によってもたらされるという点であった。確かに文字の反転とかは自分の頭の中に思い浮かべた文字との違いから反転を認識している(表象反転)。内容は中々難しく、一回読んだだけでは理解できてない部分は多々あるが、それでも心理的現象にもたらされる現象ではないかという考え方を享受出来た点において、中々価値のある内容だったのではないかと感じている。

2日前

51ynp8okp2l

あなたの体は9割が細菌: 微生物の生態系が崩れはじめた アランナ・コリン

47447c07 c188 4a46 a700 79a4bc3d1a55

らいこ

ファンタジーハッピーエンドが大好…

最近「体の健康はお腹から」というようなフレーズを耳にすることが増えて、気になっていた本。 想像してた以上にお腹(大腸)にはたくさんも微生物が住んでいて、彼らの働きなしには健康に暮らすことが困難だいうことに驚かされた。 お腹の健康、つまり微生物や細菌の働きが肥満だけではなく、自閉症やうつ病なんかにも関わりあるかもしれないなんて驚きだ。 でも、じっくりゆっくり考えたら、そういうこともあり得ておかしくはないのかもしれない。 私たちは私たち自身が食べているもので自分を作っているのだから。その自分の生命活動の一端を腸内細菌たちが担っていることはよく知られて事実であって、腸内細菌含めて「私」という存在なのだから。彼らののバランスが崩れれば「私」のバランスが崩れてもおかしな話じゃない。 私の健康は腸内細菌から。 「健康に生きることとは?」という問いを考え実践する上で欠くことができない興味深い内容だ。

3日前

C9ad7b89 a817 4c3f b339 f6caacecb39682e83cc2 a0c2 4d7c 8b03 83737ca25f2e8315f216 1ee8 4368 81b8 48bb7e571b9c 10
51e8mahzz l

街の中で見つかる「すごい石」 西本昌司

099dd5e6 a654 4556 a38a 2d8c84738dcd

まる

発芽マニア? 旅と文庫本と熱帯…

図書館の新刊コーナーで見つけて借りてみた。イタリア・フィレンツェ近郊で採れるピエトラセレーナという石材に魅了されたスティーブ・ジョブズはアップルストアの一部店舗の床にその石材を使用してるんだって。日本では銀座店と名古屋店でみることができるらしい。石に特に興味があるわけではないけど、時々ビルの大理石なんかを見てアンモナイトの化石を探したりはする。結構見つかる。今度はこの本を持って出かけてみようかな。この本はお堅い石の話ではない。とにかく面白い! 購入予定。

15日前

95ecefc8 1fb3 4784 9b5e 215a9a3ed5ddIcon user placeholder033f6941 220c 470d 9819 d3f94b0b62d0