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犯罪心理学者の火村英生は、友人の有栖川有栖と旅に出て、手違いで目的地と違う島に送られる。人気もなく、無数の鴉が舞い飛ぶ暗鬱なその島に隠棲する、高名な老詩人... 続き

コメント

2018/12/13読了
8年越しの積読本消化。
冒頭が長くてなかなか事件が起こらないので、火村シリーズってこんな感じだったっけ?とちょっと戸惑う。江神シリーズに比べて、割と早々に事件が起きて捜査するイメージだったんだけど、この本の半分あたりでようやく第一の死体が出てきたよ。動機はともかく、孤島の舞台設定や登場する訳あり風の人々、クローンやITなどの絡め方は、なるほどそう来たかーという感じ。初期作ほどの火村先生の内面の闇が感じられないので、ちょっと物足りないかも。

孤島が舞台、だが、こてこての孤島ものではない。ただ、孤島だからこその事件。アクシデントで島に来てしまった探偵助手両氏は、関係者達から厄介者扱いされ、彼らを繋ぐ秘密をはぐらかされ続ける。この非協力的な態度が非常にストレス。火村先生はともかく、有栖川先生が危なっかしい。

読者

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有栖川有栖の本

インド倶楽部の謎

インド倶楽部の謎

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らいこ

ファンタジー好きな、雑食読みの積…

久しぶりの国名シリーズ。 ミステリを推理しながら読めない読者なので、犯人に「え?! なんで?!」となり、火村の謎解きを読みながら「あ、アレってそう繋がるの?!」を楽しんで読みました。 花蓮の存在は、前世も来世も信じていない現世を生きる人代表みたいな語り役で、ピリリと辛い山椒のようでした。はっとさせられるq

約1か月前

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壁抜け男の謎

壁抜け男の謎

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taboke

5678

犯人当て小説から近未来小説、敬愛する作家へのオマージュから本格パズラー、そして官能的な物語まで。目眩くアリス・ワールドのカオス!有栖川有栖の魅力を余すところなく満載した最新傑作作品集。母親のようにはなりたくない。美貌と若さを利用して、すべてを手に入れてやる(『真珠の雫』)。親友の真似をして人生の選択をしてきた。ある日を境にふたりの立場が逆転。その快感が(『ロールモデル』)。過去の失敗は二度と繰り返さない。たとえ自分を偽っても、今度こそ結婚までこぎつけなければ(『教訓』)。など、幸せを求める不器用な女たちを描きだす8編の短篇作品集。第21回柴田錬三郎賞受賞作。

3か月前

論理爆弾

論理爆弾

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knine

本格ミステリ作家、有栖川有栖の書く、ジュブナイル小説「空閑 純」シリーズ第3弾! 母親の失踪の謎を追い訪れた村で、発生する殺人事件! しかし忽然と消え失せる被害者の遺体、当惑する純を他所に第2、第3の事件が…果たして純はこの謎を解き明かせるのか!? ジュブナイル小説らしく、シリーズが進むにつれ、徐々にその姿を見せる巨大な陰謀、母親の失踪の手掛かり。 有栖川有栖の描く登場人物は、実に存在感があり、ともすれば荒唐無稽にな架空の設定の中で、実にリアリティを持って行動しており、敵味方問わず魅力的だ。 さて、今作、漸く「私立探偵」として一歩を踏み出した純だが、まだまだ半人前未満、殺人事件を前にしても、思うように調査が進まない。 きっと読み手も、推理のピースがなかなか集まらず、やきもきするだろう。 しかし、それこそが、本作に仕掛けられた「作者からの挑戦」なのだ!(と勝手に私は思う) ===== 以下は、今作を「推理小説」として楽しむための個人的な意見です。 ネタバレは極力避けますが、閲覧は自己責任で! ===== 前述の通り、空閑純は半人前未満の探偵で、情報の収集も絞り込みも、行いきれていない。 その為、「本文中に描かれていない人物による犯人説」を払拭する事は出来ず、普通に読むと犯人を絞りこむ事は不可能である。 しかし、安心?して欲しい。 エラリークイーン式の「読者に対する公平性」は今作でも健在だ。 一歩視点を変えれば、本書で空閑純が遭遇した事件の推理は可能である。 ぜひ、皆様には本作に仕掛けられた挑戦に打ち勝って欲しい。 それが1回目の読書で、挑戦に破れてしまった私の願いである。 打ち勝った際には、何故本作が一見、本格推理小説としては不完全に見えるのか、きっと明らかになっているはずだ!

4か月前