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二〇一六年三月、人工知能の囲碁プログラム「アルファ碁」が世界ランクの棋士を破った。羽生善治は、その勝利の要因を、「人工知能が、人間と同じ"引き算"の思考を... 続き

コメント

羽生善治とNHKスペシャル取材班が、人工知能の様々な事例をまとめたもの。2016年5月に放送された番組も話題でしたが、この本では取材からさらに掘り下げ、汎用人工知能の可能性、その限界など、羽生さんによる考察が中心。タイトル通り、先端の事例からAI技術そのものの核心に向かう内容です。

その他のコメント

羽生さんとディープマインドのデミス・ハサビス氏の対談も収録されている貴重な一冊。さすが羽生さんという視点で人工知能にできない人間の核心もついている。技術解説本ではなく、人工知能とは何かを考える本。

とっても読みやすくて、羽生さんって頭のいい方なのだなあ・・・と改めて思いました。

昨今の人工知能に関するあれこれを、広くあっさり説明してくれるので、タイトルに核心とついてますがそんなにディープでない、人工知能入門によい一冊だったと思います。

人工知能本なのですが個人的に衝撃だったのは、第2章で触れている“大局観”が「すべての仕事はクリエイティブディレクションである(著・古川裕也)」で触れられているアイデアの思考法にとても近かったこと。

「思い切って二、三手に絞るのです。(中略)それ以外の可能性は最初から考えません。」…人工知能の核心 66ページ

「 捨てるのはCDの重要な仕事のひとつである。(中略)できるだけ狭いほうがいいのだ。そのほうが、掘るべき場所だけを、深く考えることができる。」…すべての仕事はクリエイティブディレクションである 51ページ

知性とは?という問いがこの本に出てきますが、その答えの一つに、どこを掘ったらいいのかなんとなく分かること、というのがあるような気がします。(ローラー作戦的な考え方ではなく)

そういう嗅覚は失敗の苦い経験と緊張感から身につくような気がするので、そう考えると人工知能に知性はまだちょっと難しいのかな?という気もします。

本書に出てくる人工知能はみんな、けなげに与えられたプログラムを実行していて、とてもかわいいなぁと思いました。
パソコンが機嫌が悪く言うことを聞いてくれない日もあるように、人工知能が日常に出てきても丸投げでなく、得意なことは得意だけど、不器用でたまに失敗もするかわいいやつら、くらいに思っておくのがいいかもしれません。

読者

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羽生善治の本

結果を出し続けるために

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ぐーるど

半世紀、本を読んでる

羽生さんの言葉のひとつひとつが、仕事をする上で、人との付き合いでとても良い参考になる。なまじ下手なビジネス書なんかより、よほど役に立つ。将棋で言う「大局観」。そして自ら負けました、と宣言する潔さ。

4か月前

羽生善治 闘う頭脳

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ぐーるど

半世紀、本を読んでる

以前は将棋指しなんて、子どもの頃から将棋ばかりして世間なんて何も知らないんだろうと思っていた。しかしこの永世七冠はとんでもなく、幅広い知識と柔軟な思考で、対談集としても一流だと思う。

7か月前

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