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貧しい椅子職人は、世にも醜い容貌のせいで、常に孤独だった。惨めな日々の中で思いつめた男は、納品前の大きな肘掛椅子の中に身を潜める。その椅子は、若く美しい夫... 続き

コメント

話もですが、描写がとても好きです。
蜃気楼の表現も墨汁を垂らしてジワジワと滲んでいくなど、わかりやすい上に奇妙な情景が浮かぶところに惹かれました。
最後の大槻ケンヂの解説で、乱歩の暗所閉所は母体回帰願望であるなど好き勝手な面白い見解も必見です。

『屋根裏の散歩者』と並び人間の歪んだ、でも一途な想いを描いた名作。
明智小五郎は出てきませんが、最後に読者に「えっ?」と思わせるところはしっかりミステリーです。

ドキドキ、のち、ぞくぞく。乱歩エッセンスに満ちている。

読者

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江戸川乱歩の本

少年探偵団―少年探偵

少年探偵団―少年探偵

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Tatsuya

本好き

2018.10.12 最終的に怪盗20面相の能力で解決している感は否めないが、字面だけでアニメ以上に映像として想像できる点は感心

3日前

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何者

何者

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ねこのすず箱

主にミステリを読んでいます

乱歩傑作選。二本立て。表題作、とある方の空想が美しい。あの着想、有頂天になりますって。しかし物ひとつに覆されるなんて。悔しい。暗黒星はいろいろてんこ盛り。きっちり理詰め部分もあるのだけど、心証としては追い立てられるサスペンス要素のが強いかも。挿し絵がたくさんでたのしい。

4日前

江戸川乱歩傑作選 鏡

江戸川乱歩傑作選 鏡

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マシロ

積ん読が其処彼処に小山を築いてい…

乱歩作品の中でも論理パズル、そして乱歩お得意のどんでん返しの作品たちと推理小説についての随筆、さらに同シリーズの「獣」「蟲」に納められた作品とも毛色の違う「木馬は廻る」を収録。「木馬は廻る」は初めて読んだのだけれど、乱歩作品によく描かれている、世間からは異常と見なされる人たちがどこか哀しいのは、この作品に描かれている「何処にでもいる、いた人たち」の立ち行かなさと本質的には変わらないからなのかも知れない。 編者が解説で触れている「重大な謎」、自分はごく単純に考えていたんだけど、もっと隠された謎があるんだろうか?気になってきてしまった。

約1年前