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貧しい椅子職人は、世にも醜い容貌のせいで、常に孤独だった。惨めな日々の中で思いつめた男は、納品前の大きな肘掛椅子の中に身を潜める。その椅子は、若く美しい夫... 続き

コメント

話もですが、描写がとても好きです。
蜃気楼の表現も墨汁を垂らしてジワジワと滲んでいくなど、わかりやすい上に奇妙な情景が浮かぶところに惹かれました。
最後の大槻ケンヂの解説で、乱歩の暗所閉所は母体回帰願望であるなど好き勝手な面白い見解も必見です。

その他のコメント

『屋根裏の散歩者』と並び人間の歪んだ、でも一途な想いを描いた名作。
明智小五郎は出てきませんが、最後に読者に「えっ?」と思わせるところはしっかりミステリーです。

読者

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江戸川乱歩の本

魔術師

魔術師

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ねこのすず箱

主にミステリを読んでいます

とある一家を執拗に狙う犯人。その家の娘と滞在先で仲良くなった明智は、事件に巻き込まれていく。悲劇へのカウントダウン。悲しい笛の音。名探偵も先手を取られてしまう。これでもかと派手な事件が畳み掛けられ、真相もかなり扇情的。読者の心を惹き付け走り切る、大衆作家の本領発揮か。

約1か月前

何者

何者

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ねこのすず箱

主にミステリを読んでいます

乱歩傑作選。二本立て。表題作、とある方の空想が美しい。あの着想、有頂天になりますって。しかし物ひとつに覆されるなんて。悔しい。暗黒星はいろいろてんこ盛り。きっちり理詰め部分もあるのだけど、心証としては追い立てられるサスペンス要素のが強いかも。挿し絵がたくさんでたのしい。

2か月前

江戸川乱歩傑作選 鏡

江戸川乱歩傑作選 鏡

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マシロ

積ん読が其処彼処に小山を築いてい…

乱歩作品の中でも論理パズル、そして乱歩お得意のどんでん返しの作品たちと推理小説についての随筆、さらに同シリーズの「獣」「蟲」に納められた作品とも毛色の違う「木馬は廻る」を収録。「木馬は廻る」は初めて読んだのだけれど、乱歩作品によく描かれている、世間からは異常と見なされる人たちがどこか哀しいのは、この作品に描かれている「何処にでもいる、いた人たち」の立ち行かなさと本質的には変わらないからなのかも知れない。 編者が解説で触れている「重大な謎」、自分はごく単純に考えていたんだけど、もっと隠された謎があるんだろうか?気になってきてしまった。

1年前