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「泣けた、とは言いたくない。それとはちがうのに、涙がでるのだ。」――糸井重里さん 自分ではなく他人のために、勝利を目指す。 熱くてひたむきな戦いを描く、... 続き

コメント

ほぼ日刊イトイ新聞で掲載していた『伴走者』出版記念対談で、糸井重里は、この小説は動機のない人が主人公になってしまっている、と言っている。
確かにそれは本当にそうで、マラソンの内田以外は、競技や大会に出ることを自ら手を挙げて選んでいない。
浅生鴨さんも言っているけれど、だいたいの人は動機なんてない。将来の夢を持ちましょう、なんて子供時代に言われ続けるものだから、動機があるほうが人生として豊かだ、みたいに思ってしまうけれど、動機なんてなくても生きていけるのだ。

内田のように、強い動機を持って、さらに動機を冷めさせずに弛まぬ努力を出来る人もいる。けれども、動機がないからこそ、与えられた役割の中で最善を尽くそうとすることもできる。

夏 マラソン編
事故で全盲になった世界レベルの元サッカー選手 内田と、その伴走者 自分の計画通りの走りをすることができる淡島。メダルを取ることに貪欲で手段を選ばない内田、順位より記録をと思う淡島。
パラリンピックに出るため、南国の大会で優勝をめざす。

冬 スキー編
練習嫌いだが天才的なバランス感覚のある女子高生 晴と、日本最速だったのに就職するときアルペン競技から離れた営業マンの涼介が会社の命令で伴走者に。
勝つことにしか興味がない涼介と、楽しく滑りたい晴。
競技人口が少ない視覚障害のアルペン競技で、パラリンピックに出るため、国内で行われる大会で入賞するため練習を始める二人。

全く違うタイプの伴走者を描いた話。パラリンピックに出るレベルになると、スポーツのレベルが違うことがよくわかった。それに伴い求められる伴走者への要求も高度になってくる。やりたいとか、仲間だからとかで始めたのではなく、アスリートとして向き合う二人が到達する世界が素晴らしい!

読者

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まさと

ちょこちょこと読む

負の感情を無くせば人は善き人になれるのか。いや、欲望や嫉妬心があるからこそ人は成長できるのだ。感情は変化するものであり多様なものである。感情こそが個性を生み出すのだ。というようなお話。 二つの並行世界の関連性が徐々に明らかになってくる中盤以降は一気読み必至。 「幸福とは不幸がないことではない。不幸の先に希望を見つけられることだ」

1年前

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