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直木賞受賞作『流』を経て生まれた、台湾が舞台の圧倒的青春小説!1984年。13歳だった。夏休みが終わる2日前、ぼくたちの人生はここから大きく狂いはじめたん... 続き

コメント

「人間はいつだってその誰かの想いによってつくられる」ジャック・ラカン
良くも悪くも全てがこの言葉につながるような気がしました。久しぶりにすっかり引き込まれました。

その他のコメント

読み始めると題名とはそぐわない少年達の生活が描かれており、だからこそ、それぞれの少年の先を暗示しているようで悲しい思いで読み始めた。そして「僕」が登場しサックマンを探りながら読み続けなければならなくて、辛かった。台湾という土地で過ごした青春時代が鮮やかです。「私」と共に涙が出てきた。

1984年、台湾。
兄を亡くし両親とも別れて暮らすユン、牛肉麺屋の太っちょのアガンと弟のダーダー、そしてジェイ。
中でも同級生だった13歳のユンとアガン、ジェイは義兄弟の契りを交わし、それぞれの危機や苦境に互いに助け合うことを誓った。
13歳の真剣さで、彼らはともに遊び、踊り、喧嘩し、その同じ真剣さで殺人を計画、そして結果、ある人物が死んだ。
その事件が義兄弟たちをバラバラにし、後にそのうちの1人は連続殺人犯となってしまう…。

友と結んだ誓いがある時は絆になり、ある時は重荷になる。
少年時代が輝いていればいるほど、代償として重荷はひときわ過酷なものとなるのかもしれない。

読者

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東山彰良の本

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ハードボイルド終末SF×ピカレスクウェスタン。 マイナス二十度のカンザスシティから、実録マッドマックスのメキシコへ。全てが壊れた後の世界で始まる黙示録、その終わりまでの物語。 「こうなったら」ロミオは弟に言った。 「『生も死も冷たく見ながせ』だ」 「ああ」スノーが応じた。 「『行け、騎馬の男よ』」 今年読んだ中でダントツの一番面白かった本。 たぶんこの先も何回も読むと思う。

約7時間前

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“なにかの外側にいるような感覚。忘れかけていたけれど、ぼくはここ以外のどこにも存在したことがない。その意味で、つまり自分の居場所を確認するという意味で、嘘をつくのは最悪じゃない。最悪なのは嘘が報われないことで、もっと悪いのは嘘が報われることだ” どこにも行き着けない現実と、取り返せるはずもない“人生の負け分”。重ならない夕焼けにせめて、同じ名前をつけることが出来たら、別の何かを選べていたのだろうか。主人公がずっと、所在なさげに佇む夕方の子どものままに思えて、あらかじめ奪われた未来を考えてしまう。 東山さんの作品はどれも素晴らしいが、本作の重たい感じに直木賞の片鱗を味わせて頂いたような気がする。クールでシニカル、胸のすくようなユーモア、カッコいい小説が読みたいならこの人に決まってる。

約1か月前

ブラックライダー(下)

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ilorina

40歳デザイナー

間違いなく取っつきにくい。ワラワラ出てくる登場人物の名前は全部長ったらしく、ワザとだろってくらい覚えにくい。文章も翻訳小説に寄せた文体でこれまた読みにくく情緒性も薄い。 それでもこの小説は素晴らしい、登場人物の誰もがこの世界で生き抜こうとする清々しい感情。様々な人間が混ざり合い、大きなうねりとなって仮想の世界をこれでもかと浮き立たせている。これほどの長編小説を書き切った作者の創造性、熱量には感動する。 冒頭に述べたように、間違いなく万人受けはしないだろう、誰彼構わずお薦めできる類ではない。(ついでにいうと荒くれ者どもばかりで口も汚い) 自身もこの本の素晴らしさを伝えたいのだが、登場人物の半分も名前を覚えていないのが悔やまれる。

4か月前

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