413sp5svw2l

ミステリの醍醐味と言えば、終盤のどんでん返し。中でも、「最後の一撃」と呼ばれる、ラストで鮮やかに真相を引っ繰り返す技は、短編の華であり至芸でもある。本書は... 続き

コメント

Finishing strokeにこだわって作られたらしい、つまりミステリの短編集

「バベルの会」というキーワードで全ての短編が繋がっていて、全ての作品が暗くてとりあえず誰かが死ぬ。それも普通ではない殺され方、かといってミステリ好きからしたら目新しい殺し方ではないかも(自分はあまりミステリを読まないのでわからないが)

ひとつひとつの短編は引き込まれるものがあるし、何かしらの知識がないと書けるものではないと思った

その他のコメント

どことなくレトロで美しく官能的な短編集。
どの作品も最後の1行にゾクッとする。ミステリというよりはホラーかもしれない。

読者

E7b94d4b 30a6 4cc0 a9a9 45ba8574a3513685983e 5f00 40ff bd7b fbf4fbb27dcc03063eb4 0433 46e1 a85a 554b52f22349Bba98bee dc8a 4928 b105 a6ee52d0ce9bD2e3f5a7 ca3d 4fbc a529 fb7802d27c867d9f429e 1f0b 4fe6 b81b b70a0cfa60bf80c9af28 2457 4c13 b006 8462e2d6f693B63b7a21 ea34 4e7e 87ce 03a9e96bb849 10人

米澤穂信の本

追想五断章

追想五断章

359f49d4 c3a3 4dbf 8349 d1a93fcfac74

暇人

本の感想を書く場を求めて

見逃していた米澤穂信の作品。 古書店の店員である主人公の元に、ある日寄せられた奇妙な依頼。それは、今は亡き無名の作家が残した5つの短編を集めて欲しい、というものだった。 報酬に釣られて引き受けた主人公だったが、集め始めた短編にはある家族に纏わる秘密が隠されていた。 といったあらすじ。 メインの推理は中々の面白さ。作中作として5つの短編もしっかり書かれる所が面白く、その分作者の苦労が偲ばれる。 そして「追想五断章」という名の通り、5つの断章についての追想、といった趣のある作品だった。作品を探す主人公はたしかに主人公なのだが、過去の事件と今の自分には何も関係が無い。それを思う主人公は、きっと羨望すら感じていただろう。 劇的じゃ無くても人生は続く。毎度の事ながら、今回もほろ苦さを噛み締めつつ読了。

約1か月前

Aaf3a5a9 1641 4c32 84cb 16e7f9edc36b7d63272d 4edb 4f5c b64c f54f6b57d0c4E7b94d4b 30a6 4cc0 a9a9 45ba8574a351
ふたりの距離の概算

ふたりの距離の概算

60729d69 c811 4eed a64c f6dc1a34a835

ぬぬに

非ワカモノです

古典部シリーズ五作目。 ここからは非アニメ化部分かな。 せっかく古典部に入部してくれそうだったのに、誤解が誤解を招いて、退部してしまいそうな一年生をなんとかする話。 さんざん省エネ主義を標榜しておきながら、こと千反田案件となると俄然本気出してくる折木君がステキ。マラソン大会中に事件を解決してしまうとか神業に近い。 米澤穂信作品らしく、タイトルには複数の意味合いが込められており、物理的な距離以外に、多くの人々の心の距離も推し量っていく進行が上手い。

3か月前

67565ccb 43e9 45ae 83b1 e430aa548526Icon user placeholderIcon user placeholder 10
リカーシブル

リカーシブル

359f49d4 c3a3 4dbf 8349 d1a93fcfac74

暇人

本の感想を書く場を求めて

本の帯に「ボトルネックの感動ふたたび」とあったので警戒しながら読んだ一冊。 主人公はまだ中学一年生という若さで苦難に直面し、小学三年生の弟は弱虫で生意気で、引っ越してきた町は不気味。 読み進めるほどに曖昧だった不安の正体がはっきりとし、ついで主人公の現実にも危機が迫る。しかしボトルネックの時と違う最大のポイントは、「生きる意志の強さ」とでもいうべき力が今作の主人公にちゃんと備わっていたということ。 未来は不透明だし不安要素ばかりだけれど、作中の謎を解き明かす頭脳と根性と優しさがあるから、主人公はきっと大丈夫だ。強く生きてくれ。

4か月前

E749421d ae14 439a b62a 1f895b073eabE8319e75 d2bd 4c56 994c c52b8e12988a687209d1 a652 4449 946e 049464bfe939 15
遠まわりする雛

遠まわりする雛

60729d69 c811 4eed a64c f6dc1a34a835

ぬぬに

非ワカモノです

古典部シリーズ四作目。 過去三作と違って、本作に「連作ミステリ」の要素は無いのだけど、「連作小説」であることの工夫は凝らされている。 収録されている七編は、古典部の春夏秋冬、一年間の出来事をつづっていく。時間の流れと共にキャラクターたちの関係性も変化していく。 「省エネ主義」を標榜し続けていた、主人公奉太郎の変貌に注目かな。 ラストの「遠まわりする雛」は古典部シリーズでもっとも美しい物語の一つだろう。

5か月前

E7b94d4b 30a6 4cc0 a9a9 45ba8574a35181c5b28b 8974 4c31 a73b e3aba44d10ae359f49d4 c3a3 4dbf 8349 d1a93fcfac74 18