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逃走を続けるクリスマスに訪れる夜明けの夜と朝でもない空白の時間の一瞬をとらえたこの場面に救いを見た。「今まさに夜が明けようとする。鳥たちが一羽また一羽と眼醒めてのどかに囀りはじめる灰色の寂しい静止の時間。吸い込む空気は泉の水のようだ。彼は深くゆっくりと呼吸し、ひと息ごとに自分が曖昧な灰色の中に溶け込み、怒りや絶望とは全く無縁な静かな寂寥とひとつになっていくように感じる。『俺が欲しかったのはこれだけだ』と彼は静かで穏やかな驚きとともに思う。『三〇年間、欲しかったのはこれだけなんだ。三〇年かけてこれだけなら、そんなに贅沢とは言えないだろう』」p.476

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ウィリアム・フォークナーの本

サートリス

サートリス

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日本近代文学が好き

ウイリアム・フォークナー ヨクナパトーファ・サーガの1作目。傾いていく南部と、死を受胎したロストジェネレーションを詩情をもって描く長い長い散文詩。

2年前