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もうひとつの「カーネーション」がここにあった! 日本統治下の1930年代の台湾に「洋裁」に夢を託した少女がいた。『主婦之友』『婦人倶楽部』…日本の婦人雑誌... 続き

コメント

最終章、晩年の主人公のおしゃれな姿の写真が忘れられない。日本統治下の台湾に生まれ、日本の洋裁雑誌を読んで手に職をつけ、戦後台南で洋裁学校を設立し(そして閉じ)た女性の一生を、その息子が振り返る。訳者解説に書かれている通り、日本人だとどうしても日本統治時代に関心が行きがちなところを、その後の長い戦後を丁寧に追い、そして一族の歴史を振り返る形で清の時代の台湾にも触れている。すぐ読める、短い、可愛らしい本ながら、相当に吟味された歴史叙述観が感じられる。それは著者の見識であるとともに、母と母らが生きた時代への敬意であるのかもしれない。

その他のコメント

NHK朝ドラ「カーネーション」が好きだった人は、楽しめると思います。台湾版「カーネーション」ですね。

あと、台南という街の路地の移り変わりを余すところなく伝えているので、
それはそれですごいなーと思う反面(下手な戦前の在台の日本人が描く台湾小説よりよっぽどよく書けている!)、
個人的に台南という街に行きまくっているので、
路地の詳細な説明をたやすく理解できるけども、
例えば台南に行ったことのない人が、
その箇所を見て、どこまで想像できるのだろうか……。
そんなところが、気になりました。

ただ装丁が素晴らしく、文字のインクまでセピア色にしていて、
デザイナーさんのセンスの良さを感じました。

読者

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こんにャく

( ¨̮ )

最後までどうなるのか、犯人は誰なのか分からなくて、ドキドキした 二つの世界が入り組んでいるのも、余計先を読めなくしてて面白い

約17時間前

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人生居候日記

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数年に一度読み返すエッセイ集。読み返すたびに印象に残る文章が変わる。初読時に強烈だったのは、タライを酒で満たした中に男性が2人あぐらをかき、互いのタライの酒をひたすら柄杓ですくい飲み比べという『酒の上で死ぬ』。おしゃれなエッセイと程遠い、尿臭と便臭漂う文章にたじろぎページを閉じたが、この方の発する猥雑さには惹きつけられた。それから二十数年。団体旅行の群れに脅かされながら一人裏町を歩く『あまのじゃく旅行術』、居酒屋で飯食うなという『酒場ぎらい』に今回は惹きつけられました。人生居候っていう佇まいがいいですね。

1日前