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叔母から受け継いだ町屋に一人暮らす祥子。まったく使わない奥座敷の襖が、何度閉めても、開いている。 (「奥庭より」) 古色蒼然とした武家屋敷。同居する母親は... 続き

コメント

古い建物に纏わる恐怖をほんの少し建物を修繕する事で回避する営繕かるかやのお話6編。
そこには幽霊退治や壮大な因縁話の探求など何もない。ただそこにあるのは「日常」である。
確かにリアルな生活とは、大なり小なり「折り合いをつけて」暮らしていく事なのかもしれない。
ただどの話にも主人公の身に起きたことを気にかけて助けとなってくれる人がいる。それが一番救われる事のような気がした。

読者

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小野不由美の本

鬼談百景

鬼談百景

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風見鶏

好きなものを好きなように

ホラー短編集。 化物が出てくる感じではなく、日常のちょっとした隙間に入り込む不可解なものの話ばかりでした。 しかしそれが物凄くこわい。一つ一つの話は短いのですがとにかくぞっとします。 名前がついた怪奇現象よりも、「よくわからないもの」がいちばん恐ろしいなと思いました。 特に嫌だったのがぶらんこの話と排水溝に髪の毛を流す話。 深夜に布団のなかで読んでいたのですが普段気にならない物音が物凄く気になって仕方なかったです。 17.01.28

1年前

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屍鬼〈下〉

屍鬼〈下〉

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風見鶏

好きなものを好きなように

分類としてはホラー小説ですが、それだけじゃないのがまた。 普通吸血鬼やらゾンビやら、モンスターになってしまった元人間はもはや人間ではないものとなってしまって、自我も何も無くなるのが常ですが屍鬼は違う。 日常の自我を保ったままで人を殺さなければいけない葛藤というか。 そういうのは作中でも沢山書かれていましたが、起き上がりの悲劇のひとつだなと思います。 小野不由美さんの作品はこれがはじめてなのですが、文章が非常に巧みで、情景描写もさることながら心理描写がすごかったです。 群像劇的な話ですが、徹底的にあらがい、時に非道的な手を使っても戦おうとする敏夫と、受け入れ受け流しただ見ているだけの静信がまったく反対の性格で、ダブル主人公だなあって感じました。 前半から後半の半分くらいまでは、屍鬼が人間を狩るということ、つまり村人が次々死んでいくことが恐ろしさの中心だったのですが、後半は人間が屍鬼を狩ること、暴走した人間の怖さみたいなものが中心だったのが印象的でした。 怖かった。ホラーの怖さではなく人間の恐ろしさでした。 敏夫がやろうとしたことは私達人間側からしてみれば勿論間違ってはいませんが、屍鬼に思いを寄せる静信の気持ちも理解できなくはないし、すなこの寂しさも理解できるという辺りがまた複雑でした。 とにかくずっしりとおもしろかったです。 はじめて読んだときは真夏で、クーラーをガンガンに効かせた薄暗い部屋で、大変に雰囲気が味わえて楽しかった記憶があります。 この話を夏に読めてよかった。

1年前

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東の海神 西の滄海―十二国記

東の海神 西の滄海―十二国記

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Eiji Nishida

通勤時に小説を読みます

此方と彼方で、ともに世に放り出された幼な子。ふたりは成長し、かたや麒麟、もうひとりは州官僚の臣下。異なる考えで国の平和を目指す、それぞれの主人同士がぶつかり合う。 先王の圧政により荒廃した雁国の未来は…。

2年前

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