コメント
|
『その人のことを知りたければ、本… |
独特の世界観。
|
ほめられると、いろいろ伸びます |
「蛍いるか?」 「見えないね。みんなもういっちゃったのかな?」 「諸君、蛍の光は求愛の光なんだぜ」 「君は今、一生涯無用な知識を俺に押しつけたね。そんな知識が何の役に立つの?」 「みんなもう、求愛は済んだのかな。だから明かりを消したのか」 「明かりを消して何をやってるんだ。言ってみろ!」 「そりゃねんごろにやってるんだろ?」 「生物界はこれだから困る。見渡すかぎり破廉恥漢ばっかりなんだもの」 「蛍にも置いてけぼりか…」
|
ポケットにつめ込んだ |
楽しそうな大学生。
|
34人 |
![]() |
夜行
2019/12/11 読了 終着駅は何処だ〜? という感じで読み進めましたが、最終章に来て此処か〜! ということで納得。 久しぶりの森見登美彦。楽しく一気読みでした。さて、この世の外にはどんな世界が広がっているのだろう。 |
![]() |
太陽の塔(1)
アイコンで出てこないのが残念だけど、装丁が素敵。好きな人に振り向いてもらえないもどかしさを感じたことのある人は心が締め付けられ、もどかしさを乗り越えた人は懐かしさとあの頃の自分の頑張りを讃えたくなるようなそんな漫画。 |
![]() |
有頂天家族 二代目の帰朝
冒頭の「面白く生きるほかに何もすべきことはない」。この言葉通り京都の街は大騒ぎ。 シリーズ二作目も楽しく読了。 矢三郎と海星のやり取りでホッコリ。 次作も楽しみです! |
![]() |
四畳半神話大系
薔薇色で有意義なキャンパスライフを送れずいじけるいっぽうの数年を過ごした全ての人に読んでほしい。 この本を読んでいると自分が学部生だった頃を思い出して虚しくなる。しかも、なんだか自分もこういったことをやっていたような気がするから腹立たしい。 そこで、『あぁ、じつに、生き方に工夫が足りなかった。私はなんてまっすぐだったのであろう。』(p.30)などとほわほわ考え、「もし、あの時違う選択をしていたら」、「もし、もう少しだけ運が向いていたら」などと過去を振り返る。 そうは言っても、 『寺山修司はかつて、書を捨てて街へ出やがれと言ったと聞く。しかし街に出て何をしろというのだ、この私に。』(P.220)と思い直すと、結局自分に伝説の至宝「薔薇色のキャンパスライフ」を手に入れる事は出来なかったに決まっていると再びいじけてしまう。 つまり、この物語体験とは、どんな選択をしていたとしても結局代わり映えのしない数年間だっただろうし、自分は自分でしかなかったのだ、という過去・現在・近未来にかけての自己同一性について洞察する極めてE.エリクソン的ライフサイクル体験ができるSF小説なのかもしれない。 その他 『赤ちゃんがおしゃぶりをしゃぶるように箱庭の権力をしゃぶり続け、』(P.47) 『負けてたまるか。 人恋しさに負けてたまるか。』(P.54) |