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なにがあってもいきのびること。恋人と誓った魔法少女は、世界 = 人間工場と対峙する。地球では「恋愛」がどんなに素晴らしいか、若い女はセックスをしてその末に... 続き

コメント

◎ 恋愛は人間が繁殖するためのシステム

その他のコメント

狂っているのは世界か、私たちか。

主人公、笹本奈月の幼少期から始まる物語。"コンビニ人間"で一躍有名になった村田沙耶香が描く新作は、コンビニよりもずっと重くて暗かった。紹介文だけ読むと何やら恋愛モノのように見えるけど、そんな甘っちょろいもんじゃない。

読了後、「あぁ、良かった。これはフィクションだ」と思った。
温かいストーリーや心踊るファンタジーを読んだ後は、その物語の終焉にどことなく寂しさを感じるけれど、この作品を読んだあと、私は自分の世界を確かめて安堵していた。

それがおかしいことなのか、否か。暫く心がざわついて、錯乱するくらいには引き込まれる作品だった。

本当にこんな世界があるのかなと気持ち悪くも良くも思う異世界の密なところを覗いてる気分でした
止まることなく読み終えてしまう
きっと、一度閉じたらもう開かないかもしれないくらいの世界観でした

読者

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村田沙耶香の本

変半身

変半身

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Kenny

読むこと、書くことが好きな人

いつからかわからないのだけど、確かに幼い頃、今生きているのは、生かされているのは「期限付き」なのであって、何か悪いことや失敗をすると、「えーと、じゃあ終わりね」と宣告されてしまうものだと、和式トイレにしゃがんでお腹を一人さすっていたのを思い出す。 とうぜん今はどうしてそうなっていたのかわからないのだけれど、その時は「そう」としか言えない、身体で諒解していたわけで、信じるというのはそういうものだ。 村田沙耶香『変半身(かわりみ)』。どう言えばいいのか、言葉に窮する。とてもラディカルだけど、心地よいのは何故なのか。「本当」というベールを何枚も何枚も脱ぎ捨てて、別のベールを被っては信じるの繰り返し。どうしようもない人間が「ポーポー」叫び倒す。その先にあるのは全く同じ構図で、タマネギの皮よりタチが悪い。 村田沙耶香の小説は『コンビニ人間』しか読んだことはないけれど、残酷さをさらりとむきだしにするから、とてもある意味で倫理的な現象を読者に換気する。自分が倫理的な存在なのだと気付かされる。 『コンビニ人間』も『変半身』も人間についてのはなしだ。小説はだいたい、人間についての話だけれど、正確にいうと、人類、ヒトについての話だ。どこか生物学的で、文化人類学的で、種としてのヒトを扱っている。だから、村田沙耶香の描く人間は強い。次々に別のものを信じていくしかないどうしようもなさは「弱さ」ではない、むしろそこにあるのは種としての「強さ」だ。 ひょっとしたら、僕が語ると次々に出てくる「本当」にクラッシュして、皆が手を繋いで海に飛び込む人間を描いてしまうことになるかもしれない。けれど、種としての人間はそんなことをしない。だから、村田沙耶香のこの小説は、「人間を脱ぎ捨てる」にも関わらず、とってもヒューマニズムな小説で、面白い。 ちなみに『人間が終わる』ということについて僕は別の方向があるのではないかと思っていて、それは中沢新一とかそっち側に何かあるんじゃないかと思っている。備忘録ついでに。

2日前

ラヴレターズ

ラヴレターズ

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なかむう

小説が好き。

西川美和さんの恋文にジンときて、壇蜜さんにはゾクッとさせられ、松尾スズキさんに、ほほうとなった。俵万智さんも素敵。

9か月前

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となりの脳世界

となりの脳世界

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キムチン(Yoko Okamoto)

大阪府出身

わかる、わかるが其処彼処に。年齢忘却の日々、旅行用のすごくいい袋、など。着ない服愛好会、朝酒の会、参加したい。 幼い頃の違和感や思い出を的確に言葉にできる人だなぁ。

10か月前

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