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選挙の仕組みに難点が見えてくるとき、統治の根幹が揺らぎはじめる。選挙制度の欠陥と綻びが露呈する現在の日本。多数決は本当に国民の意思を適切に反映しているのか... 続き

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多数決は民主的でない。そこで、まずボルダルールという、1位 3点、2位 2点、3位 1点のような点数を集計する方法が、紹介され、これぞ民主的か!と思わせる。
残念ながらすぐに、ボルダルールは矛盾があることが示される。
その後も投票の処理方法が紹介される。が、どれも一長一短。とはいえ、今の日本の選挙制度の不条理からすると、かなり建設的な議論で面白い。

〈国民投票における改憲可決ラインを、現行の過半数ではなく、64%まで高めるのがよい〉

「民意を反映するってどういうことやねん!」って問題があります。
50%しか支持されてない与党が、70%の議席を獲得する小選挙区制は、民意を反映してるの?
自分が有利になるためにズルをする人は、どうしたら減らせるの?

ルソーから実際の理論まで。
具体例を交えて、投票システムについて優しく学べます。

おすすめ。

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Toru Omae

欧米ミステリを中心に読んでいます…

サブタイトルの「日本史のターニングポイント」というコピーに興味を惹かれたので。正直言うとかなり地味な乱という印象で世間知らずの朝廷が源氏の断絶に調子にのって兵を挙げたらあっけなく潰されました、的な記憶しかなかったので何がターニングポイントなのかと。まずは鎌倉幕府とは何か、という定義で元々は東国の武士たちの互助会のようなもので自分たちの権益だけ守れたら良く国全体をどうこうしようという意志はなかった、という説明があり、故に別に頭目は源氏の正統でなくてもよく実力者が務めればよいという構造だったので得体の知れない豪族だった北条氏が権力を握ったのだということが分かる。しかし権力を握るまでの時政、義時親子の日本史でも稀に見る陰険さが凄まじい。そして乱を起こした後鳥羽上皇が経済力でも武力でも当時においては日本一であったということが説明される。つまり時勢の読めていない貴族が起こした乱ではなくじゅうぶんに勝ち目があると踏んだ権力闘争であった、ということで結果として朝廷側が敗北したのはなぜか、その結果はどういうことになったか、という内容です。小説ではなく感情を廃して簡潔にまとめられてるので読み易く非常に面白かったです。

15日前