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心理学者、強制収容所を体験する-飾りのないこの原題から、永遠のロングセラーは生まれた。"人間とは何か"を描いた静かな書を、新訳・新編集でおくる。 続き

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苦しみに意味を見いだせれば、耐えることができる。「生きることから何かを期待するのではなく、生きることがわたしたちからなにを期待しているかが問題なのだ。」

不条理な世界で生き延びる。
絶望的な極限状態で生きる事とはなんであろうかと考える。
もちろんその様なことはおそらく無いであろうと希望も込めて思うのだけど人生は不条理、その時の為に備える。

西村佳哲さんも著書で触れられていたけど、はたらき方本としても読める一冊。強制収容所でいかに生きるか自分を在らせるか。私を形作る本のひとつ。

人生に何かを期待するのではなく、人生の方が何をあなたに求めているのかを考えなさい。
その言葉にハッとしました。

アウシュビッツ強制収容の被収容者の心理を段階ごとに描写。
極限状況に追い込まれ、夢も希望も何もかも奪われたとしても、「人間の尊厳」は心持ち次第で保持することができる。生きる意味を教えてくれる本。

自分にとってつらい世界に身を置くことは人としてネジが狂ってくるんだなと。(恥ずかしながら戦時のつらさと比較にはならないが)自分は何も強制されておらず、逃げる権利と自由がある。だったら、選ばねばならんなと思った。重いテーマだと敬遠していたが、驚くほど読み易い。

いろいろな奇跡の上に成り立っている、かけがえのない一冊。ただ暗いだけではなく、 希望もあり、最後まで一気に読めた。私も「苦悩に値する」人間でありたい。

実はこの本では、芸術とはなにかということが雄弁に語られているのではないかと思う。
極限状態にある人々の心、いや、魂をとらえたもの。
それは沈みゆく夕陽や、散りゆく木々の存在だった。
収容所に来てよかったと語り、この世を去っていった人のことは忘れない。

何年ものの課題図書でしょう、『夜と霧』が読めました。読めたことに感動する。何年も絶滅収容所で生き延びる(労働力を極限を超えて搾取されながら)ことが可能だったことに驚き、その稀なる奇跡に驚く。フランクルが「死ではないほう」を選ぶ運命はドラマティックですらあり、そうでなければサバイバーではなかった、死んだ「より多くの」人々の背。重い。心理分析も生々しく興味深いです

戦争の本、ましてや強制収容所のなんて、読んでいて辛くなりそうで避けていたけれど、読んでよかったと思えた。人間の尊厳について、生きるということについて考えさせられる本。

極限状態における人間の精神の脆さだけでなく、その逆の逞しさ、崇高さを垣間見ました。
「人は強制収容所に人間をぶちこんで全てを奪うことが出来るが、たったひとつ、与えられた環境でいかに振る舞うかという、人間としての最後の自由だけは奪えない」
いかなる環境・状態においても、自分がどのような精神的所在になるかについて自分で決断を下せるということを、肝に命じて生きていきたいです。

「愛は人が人として到達できる究極にして最高のものだ、という真実。」

死ぬまでに一度は読んでおくべき名作だと思います。

著者が実際にその体験を生き、そのとき感じていたこと、考えていたこと。かけがえのない1人の”自分”としてどのようにその時を生きたのか。が語られているように感じました。

強制収容所について、というよりは人とは何か、生きるとは何かについて。

「なぜ生きるか知っている者は、どのように生きることにも耐える」

読者

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ヴィクトール・E・フランクルの本