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立命館大学 |
大人数の講義、学費の高さ、科目の多さ。私が感じていた日本の大学の不満がよく書かれていた。どれだけ日本の大学が意味のないものかを知れた。海外の大学にとても魅力を感じた。高校生のうちに読むべき。
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モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか
NHKで放送していた「欲望の資本主義」とか見ていて、裕福になってしまった時代に、ITで虚構の金融が拡大してる時代に、限界がきており、世の中、新しい段階に行く必要があるんだなと思ってた。 仕事の関係で人間の行動を変化させる仕組みを作りたいと思ってゲーミフィケーションの関連書籍を読んでいてこの本に行き着ました。 外的要因(金銭)で引っ張っても良い時代もあったが、それが限界があるというか、必要なレベルを超えるとモチベーションとすることの限界に行き着く。 内的要因での行動は、自分自身の大義、意義、想いで起こすもの。 イチローが鍛錬をし続けるのも自分との戦い。 野球が上手くなりたいとの一心なんだろう。 モチベーション3.0 自分ををDriveしていく。 やる気=Drive 良書です。 |
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「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!
kindleの読み放題で読みました。ストレス解消本かと思いきや実は人生の生き方本…という思ったより深い内容でした。「ゴールに関係ないものは全てゴミ」とか「未来が過去を作る」とか、好きだなーと思う言葉がいくつかありました。あとはわざとなのかもしれませんが、全体的にちょっとキツめの文だなと感じました。頭の良すぎる人の特徴なのかな?マインドは理解できたけど、じゃあ次の行動はどうするかってとこまで自分にはうまくイメージ出来なかったのが残念。でも言ってることはすごく分かる。説明もすごく分かりやすい。そんな感じの本。 |
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エルサレムのアイヒマン――悪の陳腐さについての報告
前から一度読んでみなきゃ、と思っていたものの哲学者の著作ということで難解だろうと腰が引けてた一冊。雑誌ニューヨーカーの依頼による裁判傍聴記と知って手にとってみました。何が興味があったかというとサブタイトルで、自身もナチによって故国ドイツを追われたユダヤ人の彼女が何をもってこの悪を陳腐、と言ったのか、がすごく気になっていて…。アイヒマンはナチでユダヤ人移送の責任者をしていた男で戦後アルゼンチンに逃亡しておりイスラエルによって拉致されエルサレムて裁判にかけられ絞首刑になった男。一説に600万人と言われる犠牲者の殆どはこの男が出した指示でアウシュビッツをはじめとする強制収容所に送られた。一方でこの男はあくまで当時彼の暮らしていた国では合法であった命令に従っただけであり、かつ移送の結果に関しても強い反対意見を正式に述べていたりもするのだ。作者は悪しき体制に諾諾と従った、という意味で裁判の結果は妥当であるとしつつも個人に関しては生まれつき邪悪であったわけではなく悪い方針と知りつつ流されてしまったところに罪があるとした。当時この立場は特に同胞から強い批判にさらされたそうだが妥当な結論ではなかろうかと思う。特殊ではなく陳腐であるが故に誰しも同じ状態になり得るために悪は恐ろしいのだ、という意味かなと解釈している。 |
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「甘え」の構造
仕事上関わりのある人間関係をより良くしようと思い手に取ったが、人と人との関係だけかと思いきや、多少飛躍が感じられる日本人論までいっているところに驚く。当初の目的は全く達成できないが、普遍さが感じられる意味で面白かったので良しとする。 |