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2014年5月に開催された「文学フリマ」では、同人誌『なし水』を求める人々が異例の大行列を成し、同書は即完売。その中に収録され、大反響を呼んだのが主婦こだ... 続き

コメント

夫となる人とセックスをするも、あまりに相手のモノが大きく、ちんぽが自分の中に入らない。その様子を岩盤の硬いトンネル工事に喩え、ピストン運動が硬い壁に阻まれて貫通できない時の、自身の身体への衝撃を「でん、ででん」などと軽妙に表する。このくだりを電車の中で読んだ時、声を押し殺し、肩を震わせて笑ってしまった。

まるでネタのような出だしだが、この作品はこだまさんの優しくもおかしみのある眼差しを通じて、夫婦や結婚のあり方だけではなく、家族、親子とはなんぞやという内容にまで踏み込んでいる。

ラストに「母は甘えて欲しかったのかもしれない」と書いたくだりがある。

上手くいかない人間関係には、心を委ねない問題がいつだって横たわっている。私はこれに近い言葉を母にも言われたことがあるし、別れた男性にも言われたことがある。そう、これはこだまさんだけの特別な話ではなく、誰でも身につまされる話なのだ。

この本に書かれている内容は、実はヘビーだ。辛い話が出てくるたびに、漫才で言うところの「なんでやねん」的に、「ちんぽの入らないわたし」という自虐の表現がちょうどいいタイミングで出てきて、読者の心を救ってくれる。あっ、タイミング的には「なんでやねん」だけど、読後感的には志村けんの「そうです、私が変なおじさんです」に近いか。ま、どっちでもいいや(笑)。

帯を見ると、発売後即重版、11万部、とある。
すごい!このご時世にすごい!
でも、わかるわ……、そんな作品だった。
何故なら、こだまさんの人を見る眼差しが優しいから。人を上から目線で見る人なら、きっとこんなに売れなかっただろう。

その他のコメント

読み終わって「もういい、休め…休め…ッ」と本気で思いました。
これが小説なら、胸糞だなーとか、さらりと流せるのですが
エッセイなだけに読み終わってからもしんどくてしんどくて、いろんな気持ちがぐるぐるしました。

夫のちんぽが入らない話ではあるのですが、そういう下ネタ的なお話ではなく、
ものすごくざっくり言うと「夫のちんぽが入らない欠陥品」で「仕事も続けられず」「免疫の病気になった」妻と、「こっそり風俗に通いながら」「仕事を頑張り続け」「パニック障害になった」夫、この夫婦の本当に文字通り心身ともに傷だらけのエッセイです。
引き込まれて一気に読みました。
何箇所か読んでいて笑ったりもしたのですが、それは「こんな時は笑うしかない」という諦念のような、やり過ごすための笑いだったと我ながら思います。

今うまく感想がまとまらないほど、苦しい話でした。
すごく話題になっているようだったので買ったのですが、このエッセイが話題になっている背景が気になります。
タイトルのインパクトの話題性はもちろん、みんなちんぽが入らなかったり、夫婦のことで人知れず悩んでいるのかな、と。

数ページでこだまさんのことが大好きになり、最後には尊敬と愛おしさが混じる感覚でいっぱいになった。

ちんぽが入らないことが全てに繋がっているようなそうでないような。入らないことの物哀しさと切なさと苦悩。それもひっくるめたこだまさんの愛おしい20年。
奇跡のようなきらきらとした瞬間、身を引きちぎられるような出来事、どんな時でも優しく穏やかでちょっとだけどこか滑稽で、ただひたむきに向かい合う。
あぁ、なんて優しい人なんだろう。
どうかこだまさんがシアワセでありますように。

時を過ごしてできる関係性、ちょっとイビツで‬もとてもとても素敵だなと思う。

読者

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こだまの本

夫のちんぽが入らない

夫のちんぽが入らない

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なかむう

小説が好き。

入る入らないも大事かもしれないが、辛すぎる。うまく行かない仕事、毒親、周りの優しさのつもりの大きなお世話問題など、形は違えど、誰しもが感じる生きづらさについて。

8日前

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ここは、おしまいの地

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tokyo

本の中に絶えず漂う哀しみと愛おしさ。 こだまさんの書く文章は本当に好きだなぁと。 本の中に私がいる。ずっと「どうして自分なのか」と迷う私のかわりに、こだまさんが言葉にしてくれている気がした。 こだまさんが幸せであったらいいな。

7か月前

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