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余命は一年、そう宣告された妻のために、小説家である夫は、とても不可能と思われる約束をする。しかし、夫はその言葉通り、毎日一篇のお話を書き続けた。五年間頑張... 続き

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素敵な夫婦の話。最後の章だけでも読んでみて欲しいです。

余命宣告された妻の為に毎日ショートショートを書くという決め事。
その頃の気持ちを中心に置いて、ショートショートのお話を載せています。エッセイと言って良いのかな?その当時を振り返る話は、周りが思うほど感動的なものではなく、悲壮でもなかったことが、よくわかります。そして、そうあろうとした毎日は、振り返ると心に刻むような毎日であったこと。
ショートショートだけを読みたい方はまた別の本を。

小説家の眉村卓さんは、癌になった妻に読ませるために、1日1話の話を書くことにする。そうした生活を始めてから妻が亡くなるまでの話。

一番印象に残ったのは、妻が亡くなる直前と亡くなった後の話。現実引きうつしは避け、作り話に徹してきた眉村さんの本心が表れており、心に響くものがあった。
また、
「西日への帰途の彼方に妻は亡し」
という俳句にも実感がこもっていた。

作家である夫が出来ること。いやでも継続はまさに力が必要だったはず。読者は奥様ただ一人とはいえ、作品として求められるクオリティに変わりはなく。感動や悲壮ではない、家族の物語。どうこうではなく、ただ素敵。

テレビで紹介されていた本だったので、期待値が高すぎたかも。
とはいえ、自分の父親も家族の介護のもと亡くなるという経験をしたので、実感を込めて読めた。
下馬評通り、ラストはとても斬新で良かった。

お話をつくることで作者自身が癒され、そんな作者を受け入れることで、妻も癒されたのではないか。夫婦って何だろうなと最後の最後で考えさせられた。夫婦がみな同じ想いや考え方を抱くわけではない。それぞれに夫婦の形がきっとあるんだと思う。
夫婦になりたいと思った。自分達なりの夫婦をやってみたいと思った。

読者

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眉村卓の本

僕と妻の1778話

僕と妻の1778話

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川獺祭

本は娯楽と考えているので、とにか…

ショートショートの連続なので、最初から読むと飽きがくるかもしれない。ただ、だからと言っていきなり最終回を読むのは絶対にやめたほうが良い。短編の話の後に、著者の解説が入るのだが、順を追って読んでいくときっと最終回の内容の意味がわかるだろう。

4か月前

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司政官 全短編

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…… …… …… 乱読病

短編集、司政官シリーズの歴史感がよく判ります。 人類の明るい未来は見えてきません。

3年前

消滅の光輪〈1〉

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…… …… …… 乱読病

読んだのは早川書房版。 壮大な計画に巻き込まれる主人公。最後に主人公が思ったのは組織の一員としてあきらめかの境地で自分を型に嵌めるのか、それとも世界を信じて未来に望みを託すのか。

3年前