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町を歩く人、立ち止まっている人、あの人じゃないかと思ってドキッとしてしまう感じ。見つけたような見つかったような、生きなきゃいけないのに、そして確実に何か行動を起こしたり、誰かとお喋りすることもそうだし、絶対に生きているのに、どこかずっと私の人生は霧がかかったみたいに、ぼんやりしてしまっている。そういう状況みたいなのが良くわかるから、とても危険な読み物だった。ものすごくゆっくりじっくり読んでしまった。

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読者

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柴崎友香の本

公園へ行かないか? 火曜日に

公園へ行かないか? 火曜日に

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渡辺洋介

神田村経由専門書版元

「そして日本語が話せない毎日の中で自分が話したいと思うのは、話したいと体の奥から湧き出てくるのも、いつも大阪の言葉だった。」P.268、この自分のアイデンティティを認識する、視界がスッと晴れたような腑に落ちる感覚の心地よさ。 アーミッシュの村を訪れた後遠く離れたロンドンで回想する『とうもろこし畑の七面鳥』散文詩的な「どこまでも続くとうもろこし畑、緑色と枯草色。地平線。密度の薄い空間。途方もない空気の量。人間の気配のない、広大な土地。」P.85、アメリカンの質感にグッとくる

約1か月前

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きょうのできごと、十年後

きょうのできごと、十年後

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岸本ミリ

好きなものは桃とクリームソーダで…

きょうのできごと、の十年後。私の好きな女の子二人に、優しい中沢くん、顔がかっこいいかわちくん、十年後も頑張ってる正道くん、顔が似ている男の子二人。いい意味で、"彼らの十年後だけ"を見れて本当に嬉しい。それはこの日が来るまでの日常を知ってしまうよりずっと意味のあることで(もちろん日常を知れるなら膨大な量でも読みたいですが)、こうして生きてて、ままならなくて、そんな一夜は十年前のあの晩を思い出すにはぴったりの日で、この日がずっと続けばいいのにな、なんて思いながら読んだ一冊でした。

約2か月前