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1993年、ソロデビュー。1998年、NY移住。2017年、19年ぶりのシングル発売。空白の時期にも、彼の曲はより深く愛されてきた。空白の時期にも、彼は豊... 続き

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先日、宇野維正さんの「小沢健二の帰還」を読みました。

小沢健二さんが日本での音楽活動を休止して、海外に旅立ち、「流動体について」をリリースし、復活するまでの、いわゆる空白期について書かれた本ですね。

空白期とは言っても、アルバムをリリースしたり、ツアーをしたり、文章を発表したり、上映会をしたりしてるので、日本の芸能界の第1線で音楽活動をしていない期間ということなんですけど、そんな空白期の活動の中で、音楽活動と、音楽以外の活動は、一見別々のことをしてるように見えるけど、小沢健二さんの中ではつながってるだろうなあと思ったりしました。

そのほかに思ったのは、「ある光」の歌詞の中で、「この線路を降りたら」という表現が出てくるんですけど、これは、日本の芸能界の第1線で音楽活動をすることから降りる、という意味だということを、この本を読んで気づきました(今ごろ気づくなんて、鈍いですね・・・)。

あと、小沢健二さん唯一のベスト・アルバム「刹那」が、「LIFE」と、曲数や構成を合わせてたりするのも(ラストがインストで終わるとか)、この本を読んで気づきました(またまた、今ごろ気づくなんて、鈍いですね・・・)。

なので、「刹那」は、「LIFE」と対になっていて、「LIFE」はA面(陽)で、「刹那」はB面(陰)、みたいな感じなのかなあと(とはいえ、「刹那」にも、陽な曲は収録されているんですが・・・)。

それで、先日放送された、小沢健二さんと満島ひかりさんが共演した「Mステ」も見たんですが、番組の中で、小沢健二さんが、「実は「ラブリー」は、ものすごく寂しいときに書いた曲で、「夜が深く長い時を越え」という1節があるけど、まだ越えてない状態だった」(少し言葉は違うかもしれません)という、衝撃の真実を話してました(となると、「ラブリー」の中でも、「いつか悲しみで胸がいっぱいでも(略) 続いてくのさデイズ」という1節が、リアルな歌詞なのかも。そして、「ラブリー」は、小沢健二さんのハッピーな状態を描いた曲ではなく、寂しい状態を超えて、またハッピーな日々が来てほしい、という願いが込められた曲なのかも)。

当時の小沢健二さんは、仕事もプライベートも充実していて、テンション高めなハッピーな毎日、みたいなイメージだったけど、そりゃ現実は、そんなハッピーな毎日が続くわけはないんですよね。

なので、当時の小沢健二さんは、無理してる部分もあったのかなあと。

そう考えてみると、唯一のベスト・ アルバムが、「刹那」と名づけられたのも納得できるかも。

沢山の積読をエスケープして、一気読みした!
1987年生まれの私にとって、小沢健二さんは小学生低学年の時になんとなくテレビで見たラブリーな王子様。
気付いた時には日本で活動をされていない時期になっていて、なかなか会えなくなっていて、大学生ぐらいでそういえばあの時の王子様は…と、自分でレンタルショップに行って初めてちゃんと借りたのが、2008年ぐらい?それから、一生懸命に追いかけていたら、じわじわと復活して来てくれて嬉しい限りだったのです。
私が見た、「うさぎ!」を書いたり、徐々に復活しはじめる小沢さんの動きを、より細かく丁寧にまとめあげてくれていて、すごく面白かった。また、私がよくわかっていなかった、ニューヨーク後のエクレクティックや毎日の環境学などについても細かく考察してくれていたし、あと小沢さんの発言の裏にある学術用語的なもの(学者の誰かの発言を意識しての言葉など)も、しっかりと拾ってくれている感じは社会学で大学院に行った身としてはとても嬉しかった。いい仕事をしているなぁと感心。(誰目線?)
こんな前の人を追いかけて興奮していたのは私だけじゃないっていうのが、嬉しくて、やっぱりすごいなって思う。
「本当の心は 本当の心へと伝わる」そんな気持ちにさせてくれる。
帰って来てくれて、本当に、ありがとう。

ライブや色々な発表の度に心が震えたことを思い出して何度も涙ぐんだ。小沢健二という才能が本当に大好きだ。

日本を遠く離れて、ぽつりぽつり活動の噂が聞こえては消え聞こえては消えを、繰り返していた小沢健二さんが「流動体について」で帰還されるまでの空白の期間を、文献や想像を交えながらルポした本。

これを読むと、まもなく「ある光」が聴きたくなる。

読者

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宇野維正の本

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Ryuji

楽器メーカーで、音楽関係の仕事を…

くるり結成から現在までの20年をインタビューで振り返る一冊。各アルバム制作ごとにエピソードがあるので、聞きながら読むも良しです。個人的に向井秀徳のエピソードがツボでした。笑えて、くるりの思い出に浸れる一冊。

約2年前

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ずっとずっと本を読みたい @s…

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2年前

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