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大河が南北を隔てる巨大工場は、ひとつの街に匹敵する規模をもち、環境に順応した固有動物さえ生息する。ここで牛山佳子は書類廃棄に励み、佳子の兄は雑多な書類に赤... 続き

コメント

阿部公房、カフカ的な不条理世界にシムシティの書き割り感、平行世界に存在しそうな不気味?な生物はスティーブンキングのホラーだろうか?何より怖いのは語り手である牛山佳子の自意識と他者の認識との乖離。ミザリーの看護師アニーを思い出す。
単行本刊行時から気にはなっていたのだが、なぜか読まずじまいのまま文庫化を機にようやく。これは読んでおくべきだった。

3編の中短編からなる作品。
なんとも不安を掻き立てられる作品で読み終えるのにとても時間を要した。

SFの様なある種ファンタジーの様な不条理な世界でありながら、その登場人物たちの心情は痛いほどリアルで生々しくホラーの様ですらある。

非正規社員や正社員などそれぞれの目線で描かれる仕事の不条理や見るものによって形を変えるこの世の不安定さのようなものが描かれているのだと思うが、詳細な部分や語り手の心情が細かく描写されているのに反して大枠の説明が一切なく、それにとても不安を掻き立てられる。

しかし物語から感じる不安感に反して描写や文体がとても巧みで美しいと感じた。

読者

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小山田浩子の本

穴

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morganfield

福岡市のおっさん。 音楽好き

2017.03.22 無意味無意味無意味で構成された話

1年前

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GRANTA JAPAN with 早稲田文学 03

GRANTA JAPAN with 早稲田文学 03

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avocado901

読むのは主に翻訳小説だけど、本棚…

「若手作家ベスト11」の中から一編。村田沙耶香『素敵な素材』〜人は死んだら物質になってしまう。だから、温かい生物でいられる時間が愛おしい。本当にそうだろうか?死を忌まわしく思いすぎると、生まで軽んじることになりはしないか?そんなことを考えました。

約2年前

穴

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m

本や雑誌が好きです。

読み手側の受け取り方で解釈が振り子のように変わりそうな作品です。 心に潜む非日常が突然変異を起こし ある日、形となって目の前に現れる。 なんだかタモさんの世にも奇妙な物語を観ているかのようでした…笑(個人的解釈) 本書は第150回芥川賞受賞作です。

約3年前

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