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「権力とは財布を握っていることである」アダム・スミス、カール・マルクス、マックス・ウェーバー……。彼らが口を揃えて主張していた「帳簿」の力とは、一体何なの... 続き

コメント

タイトルは堅そうだけど実に読みやすい本。
北イタリアで生まれた複式簿記の重要性についてメディチやスペイン、フランス革命時などなどを例に分かりやすく解説している。
スペインは無敵艦隊がやられちゃう前に既に財政破綻していたのだが植民地から日々金が入るので気がつかなかっただけ、などなど会計技術が無いために国が滅んだ例などを挙げてあり興味深い。
キリスト教、ユダヤ教において罪とされる金儲けをなんとか正当化しようとした意識が会計技術を発展させたという指摘は、アラビア数字を持ち商人が作ったイスラム教がある社会で経済発展が停滞した事実と重ねると興味深いな、とか思いました。
大変おすすめです。面白かった。

昨日から読み始めている「帳簿の世界史」(ジェイコブ・ソール 村井章子訳)が面白すぎる!ピケティブームの後に出すのは上手い。装丁もよい感じ!

帳簿。というか複式簿記がどのようにして世界を変えていったか。お金の動きを記録するのはさほど難しくはないし誰しも考えることではおるけども、お金の動く方向を借方貸方ととらえてその両方が釣り合うように記録する複式簿記にはなかなかいたらなかったようだ。
しかし、このツールはとんでもない力を秘めていた。組織の運営のどこにどういう問題課題があるのかを如実にあぶり出す。まさに数字が全てを剥き出しにする。
ルイ14世もコジモ・ディ・メディチも帳簿の重要さを知っていた。が、数字の冷徹さは自分たちの浪費に目をつぶってはくれないから、それを疎んじるものも多かった。スペイン帝国の斜陽化、メディチ家の盛衰、オランダの勃興などなど、世界史的な国家の消長の陰には複式簿記の存在があった。
著者はアメリカ人なので内容は欧米の歴史になるが、日本の事情についても編集部が簡明なおまけを付けてくれてるあたりもとても親切。簿記なんて興味ゼロだったけど学んでみるかなと思わせる本。

個人、国家と規模差はあれど営みを支えるのは徹底した帳簿の管理かと。しかし、インパクトある装丁だよねw

読者

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新刊

鬼の蔵 よろず建物因縁帳

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おひさま

活字中毒の書店員

建物にまつわる因縁を読み解き再生させる物語。 古き貧しき時代どの村にもあったであろう触れてはいけない悲しく辛い現実と向き合うこと、良い悪いではなく仕方がなかったのだと想いを馳せること、そういう物語でした。 なにより、春菜と仙龍の今後も気になります。

約5時間前

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