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パリ、NY、東京。世界のどこかに、あなたが出会うべき絵がきっとある。その絵は、いつでもあなたを待っている。人生の岐路に立つ人たちが辿り着いた世界各地の美術... 続き

コメント

運命の絵というものがあるものです。
運命の本があるように。
この本を読んでいると、
絵を観るということは、絵画の知識を伴わなくても良いのよ、と許してもらえてる気がして嬉しい。
常設展示がユニークな美術館が、思いの外あるのをご存知だろうか。並んで観る絵も素晴らしいが、美術館が心を込めて常設している美術品も素晴らしい。
でも、人が少ないと自分はチョット照れてしまうのである。笑

美術の通信簿は毎回3だった私でも知ってる作品が出てくるし、その美しさや魅力は読んでるだけで伝わってくる。

原田マハさんの短編集。
お気に入りは一番最初の
The Color of Lifeと
一番最後の
La Strada。

どうやら私は、ちょっとストイックなカッコイイ女の人に弱いらしい。
好きなことに一直線で、少し不器用で、でも優しくて。

The Color of Life の主人公美青は、絵が大好きで大好きで、やっと念願のNYの美術館で働けたのに、目がだんだん見えなくなっていく。

「口を、耳を、手を、足を奪われるのではなく、どうして目なの?
絶望の嵐は到底おさまりそうになかった。
だんだんと欠けていく、この世界を恨んだ。」

どれだけ辛いのか、想像もつかない。自分の一番大事なものを、徐々に失っていく恐怖。

そんな時に出会った、弱視の少女パメラの「見る」ことへのひたむきな情熱を目の当たりにする美青。
まるで、まだ見えていることを確かめでもするように、パメラはピカソの作品にのめり込んでいる。

アートを見る目は、眼だけじゃない。
きっとそう教えてくれたんだと思う。

La Strada は兄と妹の描写が好き。
こんな兄妹になってくれたら、いいなと思う。
(もちろん、私は死なないけど)
でも、とても切ない。

家族でいることは、当たり前のようで、当たり前じゃない。
いつか突然いなくなったり、離れ離れになってしまうのかもしれない。

だからこそ、その日一日を、笑顔いっぱいで過ごすことが、ほんとに大事なんだと、思うのです。

読者

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原田マハの本

美しき愚かものたちのタブロー

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Kei Kawakami

I love books

なんで美術の教科書は、こういうことを教えてくれなかったのだろうか。本の中で、絵画との接し方を松方幸次郎に教えてもらった気がする。とりあえず西洋美術館でやってる松方コレクションを観に行かねば。久しぶりに睡蓮を観に川村記念美術館にも行きたくなった。でもやっぱりパリにも行きたい。。。

6か月前

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