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彼女が幸せなのは、遺伝子のせい?鋭敏な洞察の間に温かな知性がにじむ傑作長篇。スランプに陥った元人気作家の創作講義に、アルジェリア出身の学生がやってくる。過... 続き

コメント

最近のアメリカ作家の中では天才と評されることの多いパワーズの邦訳最新。
スランプに陥って大学の非常勤講師となった元作家の講座をとったアルジェリア難民の女性をめぐる話です。過酷な人生にも関わらず、明るく周囲も元気づける彼女。
ふとしたきっかけで彼女が遺伝子に幸福になる要素を持っているのでは、ということが世間で取沙汰される。この騒ぎをめぐる元作家、大学のセラピスト、ゲノム学者にして起業家、科学番組の女性司会者それぞれを描いた作品。
パワーズらしく理系の知識も動員して緻密に描かれた作品でした。
非常に面白かった。

ジョギングをしてるような心地よいリズム

読者

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リチャード・パワーズの本

舞踏会へ向かう三人の農夫 上

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Toru Omae

欧米ミステリを中心に読んでいます…

何年か前に読んだのですが正月休みに再読。 アメリカ文学界の重要人物と言われている作者のデビュー作。割と後期の作品を二作ほど読んで感銘を受けたのでデビュー作も数件前に読んでみたんだけど正直、ややこしい話だな、と思って流して読んでしまったところがあって...でもなんとなく引っかかっていたのでKindleでポチりました。小説のくせに脚注が多くて結果として電子書籍のほうが正解でした。 たまたま立ち寄った美術館で見かけた大昔の写真に惹きつけられる「私」の話、被写体となったプロイセンの若者たちの話、たまたま見かけたパレードにいた女性に惹きつけられる業界紙の編集者の話、の3つの物語がからみあう構造。あとがきによると世に出る訳がないと思ってとにかく知ってることを使って好き放題書いてみた作品とのことで結果として注釈がたくさんで一見とっつきにくい印象になってしまっているけどもリズムがつかめだすとどんどん物語に引き込まれていいきます。 一見なんの関係もない3つの話がこういう形でつながっていくのかという驚きと、それが第一次大戦から始まる欧米の暗い歴史を網羅していること、また適度におふざけを入れることで陰鬱な雰囲気にならないよう配慮されていることなどかなり読み応えのあるよく出来た作品でした。

7か月前

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