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コメント

入門書。安いし読みやすい。観光客という主体に関しては、こちらの方を参照必須。既存の価値観に捉われない疎外から回復された人間像、ここまでは交通に着目した柄谷行人と同様。しかし、それを旅人と呼び、場にも根ざして生きるというのが柄谷行人から先へと進もうとする東浩紀の決定的な思想。
ともに外国を旅する家族が、その示唆を与えたのは明白だろう。

その他のコメント

SNSに対する息苦しさがますばかりだったわたしにとって、この本は最近の関心ごとへの答えのような一冊だった。

一般にはネットでのつながりは弱いもの、リアルのつながりこそが強いもの、とされているけれども、現実のいまの社会はそれが逆転していて、ネットのつながりこそがその人のいる環境をより強固なものにしている、という。

それに抗い、人生を豊かなものにするためには、旅をし、偶発性に身を委ね、環境を変えること。いっけん軽薄にも思われがちな「観光客」になることを勧めている。

世の中にはあらゆるマイノリティ差別がある。SNSをみていてると、自分がどんなマイノリティであるか、そしてそれが理解されずどう悲しみ怒りを覚えているか。そんな当事者の「わたし」をみろ、という声ばかりがどうも目につく。自分が知らないだけかもしれないが、それら当事者の声には、他者への憐れみを感じない。自分を理解してもらうには、他者を理解し、想像力を働かせることなしにはできないのではないのだろうか。

自分探しなんかしない。自分の環境を変えることで、新たな検索ワードを得ること。それが安易なニヒリズムに陥らず、他者と共生し、自分の人生を豊かにしていくヒントなのだと思った。

ネット社会って便利だけど、自分の好みの世界から出れなくなってしまう。そこから出るには、旅に出るのがいいんだというお話

読者

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東浩紀の本

ゲンロン0 観光客の哲学

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ukitazume

プログラマー。散歩。読書。料理

東浩紀のいままでの仕事とこれからの仕事(1,2,3,4は先に出てる)が繋がる、ゲンロン0。一回読んでも理解が浅く、他のゲンロンの読み直しとともに、再読しようと思う。参考文献も含めて。

1年前

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一般意志2.0 ルソー、フロイト、グーグル

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Masafumi Kawachi

STANDARD Inc

アーレントらが説く熟議的な民主主義に動物的で無意識的な欲望をデータベースにより可視化することを加え、新たな民主主義の在り方を問うていく。非常に面白い論。政治を超え、社会や国家の在り方、個人のふるまいまで考えさせられる展開になっている

2年前

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