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遠方の息子に会うため老夫婦は村を出た。戦士、少年、老騎士……様々な人々に出会いながら、ふたりは謎の霧に満ちた大地を旅する 続き

コメント

舞台はアーサー王の死去からそれ程年月の建っていないブリテン島。鬼や竜が出てくるのでファンタジーの部類ですが、丁寧な風景の描写によりスルスルと古代のブリテンに引き込まれます。

国が、個人が閉じたコミュニティに向かい過去の清算を望むなら、忘れられた巨人を揺り起こすのかもしれません。そんな時この老夫婦の様に互いを受け入れ愛するには何が大事なのか、ヒントを貰った気がします。

その他のコメント

記憶と忘却。記憶も忘却も私、貴方、彼、彼女による日常の営みであり、その記憶、各々の主観により様々に変容するそれら記憶は「事実」を「史実」に変える。
アーサー王という実在、不在が未だ解き明かされてはいない伝説の人物が亡くなってしばしの物語。
この物語、歴史の主観は誰のものなのか。語り部は?アクセル、ベアトリス、ガウェイン、ウィスタン、エドウィン、常に三人称の登場人物。最後の最後、唐突に現れる一人称。その存在。その役割。
示唆的な登場人物達と彼らの会話、行動は一読だけでは読み取れない意味が散りばめられている。いつかの再読必須。読み終えた誰かと語り合いたくなる一冊。

読者

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カズオ・イシグロの本

浮世の画家

浮世の画家

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土川 正夫

よろしくお願いします。

私の読解力が足りないのか、訳者が違うせいなのか、画家な話なのに絵が見られないからか、日の名残りに比べるともう一つよく小説の世界を楽しめませんでした。

6か月前

浮世の画家

浮世の画家

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mia

読書記録として 読んだ本との関係…

「あなたと同じ日に生まれた著名人の本」として友人からの誕生日プレゼントで手にした本。 実際には1つだけであろう場面を、これまで主人公が関わってきた人たちとの記憶を思い出して、色んな場面に展開していく。 こんなことがあった、あんなことがあったと、悪くいえば話が進まない。きっとこの主人公との会話は本当に止まらないんだろうと思う。

約1年前

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充たされざる者

充たされざる者

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さそり座

本当にずっと充たされない。 邪魔が入ったり他のこと思い出したりして何にも先に進まない。眠れないし食べられない、気持ちは焦るばかり。 初対面と思っていたら知り合いだったり、遠いはずの場所と場所が繋がっていたりするところが夢の中の話のよう。 聞こえるように嫌味を言われたり、自分だけが把握していないことがあったりして窮地に立たされる悪夢を見続けている感じ。 充たされそうな場面で終わるが、それもちょっとあやしい。 元気な時に、なるべく広く日当たりのいい場所で読むのが良いかもしれない。

約2年前

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わたしたちが孤児だったころ

わたしたちが孤児だったころ

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Ryuji

楽器メーカーで、音楽関係の仕事を…

ミステリーと幼年期の淡いノスタルジアが並列で描かれ、最後に現実と直面する。現実に放り出されてからの人生(親から離れ孤児になること)が本当のスタートなのだ。

約3年前

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