51ydzzltopl

コメント

佐藤亜紀には戦地体験があるのだろうか、少年だったことがあるのだろうか。多分ない。なのになんなんだこのリアルは。この小説には戦地体験のない読者にこれはリアルだと思わせる力がある。

読者

Afbad0e2 07ad 46e4 9eb8 de2357ec1535

佐藤亜紀の本

スウィングしなけりゃ意味がない

スウィングしなけりゃ意味がない

470fe9fb 70e0 4f4c a7ec 4115ac19979f

ayako

幼児教室の先生やってます

ナチ体制下のドイツに実在した『スウィング・ユーゲント』と呼ばれる若者たちをめぐる物語。ナチへの反骨やジャズへの情熱を貫いた話、かと思いきや、享楽的な若者たちが酒と音楽と恋愛に明け暮れる話で、良い意味で期待を裏切られた。 彼らはどこまでもノンポリで、次第に戦争の影は濃くなり悲惨な状況に巻き込まれていくが、彼らの姿勢は変わらない。かっこいい音楽を流して踊れればそれでいい。今の若者文化とそう変わらない感覚。でもそんな当たり前の欲望すら叶わない社会や時代だったということを改めて感じさせられる。

約1年前

515ec073 8e79 4fde b30b 6e52bf9836ac0412ecdc 8caa 4769 a172 a1bc24fc440208046b58 10fc 4538 ad28 8bc6ce8e348a 16
吸血鬼

吸血鬼

A168e774 2e89 495b 97e5 d20d655a5df2

しえす太

素敵な本に出会いたい。

19世紀ポーランドの貧しい村の忌まわしい因習を、翻訳小説を思わせる雰囲気で書いている。 まるでローデンバックの『死都ブリュージュ』のように、物語全体が暗く湿った空気に覆われ、人も土地も全てが一つの生命体のように同化している。私もうっかり引きずり込まれるところだった。

2年前

0412ecdc 8caa 4769 a172 a1bc24fc4402Ce6676dd 05fe 4fe1 bd60 44f7b05f9af3
バルタザールの遍歴

バルタザールの遍歴

0f7503ec f720 4b67 8326 7397152d217c

謎の人

放浪の本読み

佐藤亜紀のデビュー作。 新潮ファンタジーノベル大賞の第一回大賞作品。 第二次世界大戦開戦前後のヨーロッパを舞台にした、バルタザールとメルヒオールという一風変わった双子のオーストリア貴族を主人公にした物語。 抑制の効いた文章の美しさ。 物語の叙情性の豊かさ。 魅力的な主人公。 全てにおいて二重丸。是非読んで欲しい一冊です。

3年前