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〈泥沼の家〉のメンバーが誘拐された。仲間の危機に落ちこぼれスパイたちの奮闘がはじまるが、事態は制御不能に。痛快スパイ小説 続き

コメント

前の二作が面白かったエスピオナージュのシリーズもの邦訳最新なので手にとってみた。日本でもリストラ部屋とか報道にのったことがあるけどそれのスパイ版。イギリス諜報部だと007が有名だけど(笑)ポンコツもいて、彼らが押し込められている部署が通称泥の家。しかも遅い馬と呼ばれてる彼らを主人公にしたシリーズももう三作目。
今回は泥の家を率いる往年の名スパイ〜今は昼間から酒飲んで部下の面前でも平気で屁をひる〜の元アル中の秘書が拐われて、という話。最初は設定が荒唐無稽という気もしたが最後には上手くまとめてあって感心。アクションも適度にあって面白かった。これはおすすめ。

読者

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ミック・ヘロンの本

窓際のスパイ

窓際のスパイ

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もちもち

食べ過ぎ、飲み過ぎ、読み過ぎ注意…

英国情報局MI5の役立たずスパイの溜まり場、別名「泥沼の家」がある誘拐事件に巻き込まれる。 誘拐されたのはパキスタン人の男性で、英国人の誘拐犯たちは48時間以内に彼を斬首し、それをネット上で公開すると宣言。 これが実行されると、当然ながら先進国とイスラム急進派との間で血で血を洗うテロ合戦に発展しかねない。 この事件を利用して古巣に戻りたいと考える「泥沼の家」の元アル中やコミュ障のネット中毒、昇進試験で大失敗した主人公リヴァーらスパイたちの暗躍。 またMI5本部のNo.2レディ・ダイとリヴァーの喰えない上司ラムとの丁々発止の駆け引き。 スパイものにありがちなすべての出来事に裏の裏がある意外性と、私刑まで2日間というスリル満点の展開がたまらない。 今どんな境遇にいようとも、スパイの誇りと人質の命を諦めない彼らを読者は応援してしまうだろう。

約2年前

死んだライオン

死んだライオン

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Toru Omae

欧米ミステリを中心に読んでいます…

前作が面白かったのと本作は英国推理作家協会賞受賞作ということで期待して読んでみました。 MI5で知られる英国情報部にも所謂「追い出し部屋=泥の家」があり、アルコール問題を抱えたり大失敗したりした出来損ないスパイが日々、退屈な仕事をさせられているという設定。前作同様、本作でもそんな彼ら彼女たちが活躍するというストーリー。 その昔、ベルリンで活動していたもののアルコール問題で年金、退職金無しで追い出された老スパイがバスの中で急死する。この死に疑問を持った泥の家の指揮者が独自に調査を始めたところ、潜伏スパイを表す「蝉」というダイイングメッセージを発見し、というお話。前作よりもアクションが増してストーリーの展開も派手。恐らく次作も出ると思われるので楽しみなシリーズになりました。

約2年前