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コメント

読みやすい次元まで、論理やモデルを簡略化して説明してくれているから、面白い。
数学をキーワードに経済学や宗教やら、とにかく博識な方だな〜と。

読者

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小室直樹の本

日本国憲法の問題点

日本国憲法の問題点

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昔の記録に

トリビア的面白さ(私が考える、知らなかった事を知る楽しさの事を指します)の憲法のお話し+考え方の本です。私は何も知らないので、ここで書かれている事が正しいのか、あるいは極論なのかはっきりしませんが、それを差し引いても(でも、100パーセント正しい事実なんてそうは有りませんよね?)知ること、考える事の楽しさを感じられました。 著者の主張は読んで頂くしかないのですが、思い切って省略して順を追うと、 1 様々な思想家や活動家などの歴史的な出来事の上で、民主主義は成り立った 2 その上で民主主義を機能させる手段として国家があり、その国家を縛り、操縦するために「憲法」がある 3 しかし、日本の「憲法」は様々な意味で(押し付けられた、とか慣習法【大多数の人がそう思う事で成り立つ事】であるとか)死んでいる(機能を果たしていない) 4 その原因は教育に(国民に)ある 5 官僚組織や政治家、そして国民から「誇り」が無くなっている 6 国際法も破られる事が多い(紛争に発展する=戦争行為が起こりうる)、だからこそ、対抗手段を考える と私は理解したのですが、肯けるところもあり、ちょっと肯けないところもありです。 特に肯けるのは、「憲法」を変えればすべてが上手く行くわけではない、というところです。まさにその通り!ですよね。憲法が、法律が、権力が、道徳が、禁止していても事件や違反は起こりますから。 特に肯けないのが、教育を変えプライドを持たせ、民族教育をすれば変わると考えるところがちょっと。教育は刷り込みですから、素直に信じてしまう人の弊害も大きいし、疑り深い方々の(恐らく激しい)嫌悪からくる真逆への転向も恐いです。 私には(無教養な私の、ですから現時点での私見です)どうも日本人は忘れっぽくて、流されやすい、集団心理にとても弱い、同調圧力の高い、「(山本 七平さんの言う)空気」に支配されやすい、またその様な事を理解して(もしくは理解していなくても!)マスメディアが煽る事も商売の中に取り込まれている「今」小室さんの主張が余計に肯けません。 なにしろ私の親はこういう大きな話しが大好きなのですが、決まって極端な意見ばかり(それも自分側からの正義!)を声高に主張して、相手の事、立場などを考えにあまり入らない為に、いわゆる「断固たる決意!」とかいう言葉に流されやすい正論が大好きな人なのですが、この私の親のような方々に支持される事が、極論に走りやすい流れを作るであろう事だと思うからこその、違和感があります。(頭が悪くて、冷静になりにくく、それでも自分の意見を認めてもらいたい)いわゆるスッキリしたくて、熱しやすい人の過度な自己への誇りからくるノブレス・オブリージュ(「貴族たるもの、身分にふさわしい振る舞いをしなければならぬ」という意識の事、小室さんはエリート意識としています)ほど恐いものは無いと思いますから。そんな方にこそ本書の意見が支持されそうで、また恐い。その前に冷静になれる教育やスッキリしなくても利益を優先出来る頭のよさを教育しないとダメな気がします。 テロを(「暴政には暴力で排除」する事を民主主義では認めていると小室さんは主張しているのですが)認める事の意味は良くも悪くも考えてみる必要はあるかと思いました。 現状の把握部分は肯ける話しが多く、改善策、あるいはその原因に至る話しに少し違和感がありましたが、それでも面白かったです。憲法とは何かからはじまる考え方に興味のある方にオススメ致します。 2008年 1月

8か月前