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発行元から

「希望は生きるのを助けてくれます」(ゲーテ)×「朝の希望は、午後には埋葬されている」(カフカ)
――どこまでも前向きなゲーテと、どこまでも後ろ向きなカフカの言葉を前にして、あなたの心に響くのはどちらでしょうか? 

絶望から希望をつかもうとしている人、あるいは逆に、希望に満ちていたけど、少し疲れてしまった人のための「希望と絶望の『間の本』があってもいいのではないかと思いました。ゲーテが希望を語り、カフカが絶望を語り、読者の皆さんがそれぞれに心に響く言葉を見つけ出すことができる」(本文より)そんな一冊をお届けします。『希望名人ゲーテと絶望名人カフカの対話』を改題。

目次

はじめに  なぜゲーテとカフカなのか?

対話1 前向き×後ろ向き
1 希望が助けてくれる×希望は埋葬された
2 良いことが待っている×真っ黒な波が待っている
3 すべてうまくいく×ぼくは例外
4 ちりも輝く×太陽に耐えられない
5 希望が救ってくれる×救いはやってこない
6 希望は高貴×絶望は権利

対話2 強さ×弱さ
7 大地に足を 大地がない
8 ハエを千匹殺す×ハエをそっとしておく
9 大きいことをする×小さいことをする

対話3 自分はOK×自分はNG
10 価値のある人間×価値のない人間
11 あらゆることに有能×あらゆることに無能
12 すべてが美しい詩にかけるすべてが暗闇の底に
13 自信を持てばうまくいく×自信を持てないからうまくいかない
14 欠点が魅力×受け入れられない欠点
15 名を残す×失敗を残す

対話4 チャンスをつかむ×チャンスに背を向ける
16 夢は実現する×絶対不可能というのが本当
17 ぐずぐずしない×ぐずぐずする
18 成しとげる×未完に終わる

対話5 行動する×ひきこもる
19 喜んで行い、行いを喜ぶ×ただじっとしているだけ
20 行動で自分がわかる×頑張れば傷つくだけ
21 安楽椅子は使わない×朝起きるだけでも大変
22 力強い態度を示せ×家に閉じこもりたい
23 思えばできる×思うことしかできない

対話6 生きる喜び×生きづらさ
24 生き生きしよう×そっと片隅で
25 苦痛も過ぎれば甘美×苦痛が過ぎてもトラウマに
26 陽気に!×陽気って?
27 他人への思いやり×弱い者への思いやり

対話7 仕事にやりがい×仕事が苦痛
28 やりたくない仕事もプラスに×やりたくない仕事はマイナス
29 仕事をしないのはよくない×仕事を辞められたら最高
30 よく働き多くを期待せよ×シャツが首を絞める
31 世界を広げるための仕事×世界を閉じるための仕事

対話8 人を動かす×人を怖れる
32 いつでも訪ねてきていい×人が訪ねてくるのが怖い
33 人によって鍛きたえられる×人によって弱められる
34 人への興味×理解しがたい他人
35 友人の愛×誰もいない
36 孤独を愛する×孤独を愛し怖れる

対話9 恋を楽しむ×恋に苦しむ
37 愛することの幸福×どんな恋人にも耐えられない
38 愛されて自信がつく×愛されても虫
39 肉体の愛×手紙の愛
40 失恋から立ち直る×失恋で大泣き

対話10 結婚し子供をつくる×生涯独身
41 結婚こそが幸福×その幸福には耐えられない
42 三人組になる喜び×三人組になる絶望
43 彼女なしでは生きられない×彼女といっしょでは生きられない

対話11 親を超える×親に圧迫される
44 親から美点を受け継いだ×親に破壊された
45 父の期待に応える×父の苦労話に反撥する
46 父を大目に見る×父を許さない
47 快活な母×嘆く母

対話12 病から健康へ×健康から病へ
48 病気になって落胆×病気になって安堵
49 幸せな夜×不眠の夜
50 病気を責める父×病気を気遣う父

対話13 ゲーテ¬=カフカ
51 ゲーテの絵 = カフカの絵
52 朗読で発表したい = 朗読なら発表したい
53 自殺しない = 自殺しない

対話14 ゲーテの絶望×カフカの希望
54 絶望も必要×希望もある
55 苦労ばかりの人生だった×まだ可能性がある
56 涙も必要×喜びもある
57 それでも美しい人生×それでも救いに値する人間に

フランツ・カフカの本

変身―カフカ・コレクション

変身―カフカ・コレクション

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カニカマ

文豪の本が好きな一人っ子中学生

文豪の本で初めて「面白い!」と思った本かもしれない。いや、他の文豪も面白さはあるのだが、これは『コメディ』という感じの面白さがあった。でもどこか重い心情が映し出されており、短めなのに疲れてしまった。

約1か月前

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変身

変身

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Joe

Joe

もともとあまり幸福ではない一家が、一時的な幸福を手に入れるまでの過程を描いているように感じた。 息子が怪物になるという不幸は、その不幸が去ることによって一時的に幸福を感じるための過程なのか。 この一家のように、長い不幸と、一瞬の幸福を繰り返すだけの人生は、つらいな。

約2年前

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審判

審判

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歴生

人生意気に感ず だから気の向くま…

読書中、小首を傾げてばかりだった。 Kも、きっと同じだったに違いない。

2年前

審判

審判

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cobo

昔の記録に

現代の不条理や不安を表している、とかよく言われますけれど、どうなんでしょうか?もちろんそういう側面もありますけれど、また、私は誤読を含めて読者が物語を楽しみ、判断する自由があると考えていますので、私見ですが、不条理や不安はもちろんですけれど、不条理ギャグ、みたいな部分が気になりました。私が読んだどの作品(「城」「変身」「審判」)も自身の信じているもの、社会常識や社会通念がある日突然信じられなくなる不安(それも個人対組織という形をとっての)、だからこその自分の立場や自分を信じ難くさせる不条理をあらわしてはいます。 しかし、この訳者の読みやすさもあるのでしょうけれど、そこはかとなくユーモアの香りを感じます。また私個人だけが分かっていないという立場をとらせているのに、ある意味その不条理な状況を素直に(抵抗はすれども、現実的に受け入れがたいことまで、結構そのまま)受け入れてしまうそのさまが、どこか滑稽に思えてきます。 すると、何処まで行っても細かな理由をつけてただ単に拒絶されている、という状況に変わりはなく、繰り返される滑稽さがまた増します。もちろんきっと様々な解釈が可能だと思いますが、後は受けて、読み手の側の問題なのではないか?と私は考えます。 しかし、中でも「審判」と「城」は面白かったです。私の好みとしては「城」に軍配が上がりますが、審判の方が完成されているともいえます。 不条理ギャグがお好きな方に、オススメ致します。 2008年 3月

2年前