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昭和29年の洞爺丸沈没事故で両親を失った蒼司・紅司兄弟、従弟の藍司らのいる氷沼家に、さらなる不幸が襲う。密室状態の風呂場で紅司が死んだのだ。そして叔父の橙... 続き

コメント

三大奇書の一つ。
書かれた年代もあり残り二冊よりは読み易くなっています。
一言で言えば、
「求めよ、されば与えられん」
であり、それは逆説的に、求めたからこそ起きた出来事を批判しています。
三大奇書はアンチミステリーと呼ばれることもありますが、3冊の中では最もストレートにそれを表現したものだと思います。

三大奇書の類いを読んだことがないなと思い手に取ってみました。
まずは一番読みやすそうなこの本から。
殺人事件が起きて、探偵役に立候補したもの、または巻き込まれたものが推理合戦を繰り広げる今巻。
時代を感じさせる古めかしく何処か洒落た雰囲気がたっぷりで大変楽しく読めました。登場人物のキャラクターが濃いです。色々推理を披露しますが、結局はまだまだ結論は出ておらず。みんな楽しそうに自分の案を口にします。
連続殺人(?)にも関わらず人が死んで楽しんでるなあ、楽しそうだなあと思いました。
上巻最後の殺人のほうが無意味な死ではない的な台詞に、ん?と思いつつ、では犯人は?トリックは?と不思議が増すばかりです。
これでムレタが上巻最後で言った、いっそ殺人の方が意味がある死だみたいなことが伏線で、探偵役たちの推理は全部無意味で連続殺人事件はただの事故や病死だったみたいなオチだったらどうしようかなと思い始めました。どうなるのかな。
ここまでは普通のミステリーといった感じなので、何をもって奇書というのかは下巻かなと思うので楽しみです。

16.11.07

読者

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中井英夫の本

新装版 虚無への供物(下)

新装版 虚無への供物(下)

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風見鶏

好きなものを好きなように

前半に引き続き怒涛の展開が万華鏡のようにめぐるましく動き、これは一体どうやって着地するのだろうと思えばラストは案外綺麗に終わりました。 ちゃんと「犯人」がおりました。 反推理小説、アンチミステリーと呼ばれる今作ですが、最後の独白のあと、エピローグになる部分を読むとなるほどなあと思わなくもないです。 御見物集が存在し、凄惨なものを面白がるからこそ事件が起きるのだという纏めは、推理小説を否定してるなあと思わずにはいられないです。 登場人物が矢鱈、事故で死んだものの魂を悼み、ただの事故死などで誰々が死んでいいはずがない。死には理由が必要なのだと力説するあたりも推理小説の否定なのかなと思いました。 面白かったです。耽美な作品でした。 16.11.19

1年前

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虚無への供物

虚無への供物

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まさと

ちょこちょこと読む

日本三大奇書の中の一冊。他の二作に比べて読み易かったし、作者の伝えたい事がハッキリしていてメッセージ性が強かった。 最後の方は社会批判のようになっていた。 アンチミステリーって何?と聞かれたら黙ってこの本を差し出しましょう。

2年前

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