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品格ある執事の道を追求し続けてきたスティーブンスは、短い旅に出た。美しい田園風景の道すがら様々な思い出がよぎる。長年仕えたダーリントン卿への敬慕、執事の鑑... 続き

コメント

素晴らしく丁寧な物語。
その舞台となるイギリスのリトルコンプトンやウェイマスの風景も素敵で(画像検索した)読みながら主人公のようにちょっとした旅行気分を味わった。

執事であるスティーブンスの信念には確固たるものがあるが、時々かいま見える人間らしさに一息つく。
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その他のコメント

読書会の2冊目として。旅のおわりにスティーブンスが夕陽を見ながらじんわりと涙するシーンが印象的でした。

誇り高く勤めあげた仕事も、愛すべき女を選ばなかった決断も、人生の終盤に至って自分の選択が誤りではなかったかと気付かされる瞬間を、美しい情景と静かな哀しみの中に綴っていく一作。

主人公の姿には第二次大戦後のイギリスの衰退が重ね合わせられていて、その時その時で最良と思える判断をして来た筈なのに、どうしてこんな末路を迎えてしまったのか。主人公の過誤は大英帝国の誤りへと投影され、物語に深みを持たせることに成功している。

時の流れの残酷さは、クリスティの「バートラムホテルにて」や「象は忘れない」を何処と無く想起させられた(久しぶりに読みたくなって来た

読者

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カズオ・イシグロの本

浮世の画家

浮世の画家

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mia

つぶやきは基本的に内容が\ナイヨ…

「あなたと同じ日に生まれた著名人の本」として友人からの誕生日プレゼントで手にした本。 実際には1つだけであろう場面を、これまで主人公が関わってきた人たちとの記憶を思い出して、色んな場面に展開していく。 こんなことがあった、あんなことがあったと、悪くいえば話が進まない。きっとこの主人公との会話は本当に止まらないんだろうと思う。

7か月前

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忘れられた巨人

忘れられた巨人

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おめめ

オールジャンルなんでも読む

舞台はアーサー王の死去からそれ程年月の建っていないブリテン島。鬼や竜が出てくるのでファンタジーの部類ですが、丁寧な風景の描写によりスルスルと古代のブリテンに引き込まれます。 国が、個人が閉じたコミュニティに向かい過去の清算を望むなら、忘れられた巨人を揺り起こすのかもしれません。そんな時この老夫婦の様に互いを受け入れ愛するには何が大事なのか、ヒントを貰った気がします。

約1年前

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充たされざる者

充たされざる者

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さそり座

本当にずっと充たされない。 邪魔が入ったり他のこと思い出したりして何にも先に進まない。眠れないし食べられない、気持ちは焦るばかり。 初対面と思っていたら知り合いだったり、遠いはずの場所と場所が繋がっていたりするところが夢の中の話のよう。 聞こえるように嫌味を言われたり、自分だけが把握していないことがあったりして窮地に立たされる悪夢を見続けている感じ。 充たされそうな場面で終わるが、それもちょっとあやしい。 元気な時に、なるべく広く日当たりのいい場所で読むのが良いかもしれない。

約1年前

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わたしたちが孤児だったころ

わたしたちが孤児だったころ

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Ryuji

楽器メーカーで、音楽関係の仕事を…

ミステリーと幼年期の淡いノスタルジアが並列で描かれ、最後に現実と直面する。現実に放り出されてからの人生(親から離れ孤児になること)が本当のスタートなのだ。

2年前

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