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旧版『暇と退屈の倫理学』は、その主題に関わる基本的な問いを手つかずのままに残している。なぜ人は退屈するのか?-これがその問いに他ならない。増補新版では、人... 続き

コメント

すごく面白かった。自分の店もまた、どなたかにとっての、この暇で退屈がゆえに苛烈な人生を生き抜くためのバラの花の一片として、贅沢と浪費の時間としてあれたらなと、そう思う次第でした。
というようなことをブログでくだくだ書いたのだけどStandってURL貼れるのかな。試しに。 http://fuzkue.com/entries/152

人工知能の勉強をしたときタイトルを見て、ピンと来るものがあって読んでみたら、それ以上に自分のために書かれていたような内容だった。勉強することが好きだったり、何かと変化を求めたりする人は読んでみて損のない内容

オススメされて、やっと読了!
すごく面白かった。
大学院の時に研究していたテーマに近くて、すごく興味深く読めた。
アドルノの文化産業論から発展し、改めて今、私たちは何が問題なのか?というのがキレイに洗い出されて、明確になった。
この本のテーマソングに東京事変の「キラーチューン」を指名したい。
『贅沢は味方』だ。

とても丁寧に書かれていて、分かりやすく理論が展開していて、論文のお手本のようでもあった。

人生なんて暇つぶし。
さてさて、これから私は何を楽しもうか。前向きに待ち構えて、人間らしく生きていきたい。

"なんか面白いことないかなぁ"なぁんていつも思ってました。これからもそうなんだろうけど、その度に読み返そうと思います。

様々な哲学者の考えを交えながら、現代の人が得た余暇とどう向き合えばいいのかあれこれ論じられています。

『中動態の世界』を読んで、筆者の他の本も気になり、雑感を適当に…

環世界に適応しすぎる人間の運命が退屈からの逃避をひきおこす。
人間がある環境から別の環境に適応しすぎる、その能力が過剰にあることが問題となるという視点は資本主義社会の問題点と類似している。

資本主義社会においては生産能力の過剰がバブルと恐慌という循環をもたらし、膨大な失業者を生み出し、資本の再編によって資本の集中、そして寡占や独占という形で資本家が支配力を持つようになる。

そうした現象の問題は生産能力が足りないことではなく、過剰だということだ。
例えば、レオ・ヒューバーマン著『資本主義経済の歩み上下』(岩波新書)にて1929年の世界恐慌を以下のようにまとめている「西方の世界は、豊富の中の貧困という矛盾に直面した」(216頁)
「豊富の中の貧困」というこの言葉はそれを端的にあらわしているように思える。

本書でも経済に関してそうした指摘はあるが、それだけではない。
現代特有の問題点を指摘している。
それは「消費」の問題だ。
ボードリヤールは「消費」と「浪費」は異なるとして、現代は「消費」しかできないと指摘している。

確かに現代では物がありあまっている、しかし本当に自分たちが必要な物はわずかしか生産されていない。その希少性こそが現代の特徴であり、物が足りない社会だという。

大衆消費社会とは、観念や意味の「消費」をし続けさせる社会であり、同時に「浪費」によって人々が満足するのを妨げる社会だ。
さらに、消費の論理は「労働≒生産」をも覆っている。
つまり、「働くことで生きがいを得る」というような観念を労働者も消費しているという。

ルドルフ・シュタイナーは『経済学講座』(ちくま学芸文庫)において、経済を一つの有機体として捉え、それは「生産」、「流通」、「消費」の循環という形で論じている。確か。

資本主義社会批判には上記の分類で言えば、
資本の拡大再生産という「生産」に関する批判、
生産拠点のグローバル化という「流通」に関する批判、
そして大衆消費社会、つまり「消費」に関する批判がある。

本書はこの「消費」から「生産」へのつながりを暇と退屈という視点から捉えなおすことで、資本主義社会の別の可能性にも触れている。

後半の退屈の第二形式から環世界の話へとつながり、補論にてサリエンスの話へとつながっていく所は今後も気になる。

定住革命に関するところも素晴らしい。
技術の進歩こそが全てを解決するという単純化された人間の歴史を根底から見直すことにもなる。

退屈の第一形式=第三形式のサーキットにおいて、一方でのテロと一方での全体主義が結びつく。
エーリッヒ・フロム著『自由からの逃走』(東京創元社)とは異なる、自由≒退屈に耐えられない人間を描いている。

旧版発行からあまり時間が経ってないのに何故新版?と思ったけれど、それだけの価値ある補論。論考全体が更にポジティブになっている。

今月の課題本。さわりを読んだだけでも面白い予感満載。

読者

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國分功一郎の本

僕らの社会主義

僕らの社会主義

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まさと

ちょこちょこと読む

社会主義に対する印象が大きく変わった。社会主義の基本はみんなで分け合うこと、そして楽しむこと。どちらも今の社会で必要とされていることだと感じた。 また、社会主義で一番大切なのは教育だと感じた。持っている知識をみんなで楽しむために惜しみなく人に与える。それが社会主義の一番ベースとなる形なんじゃないかと思った。 二人とも実際に地域の活動に参加している人たちなので、言葉に説得力というか現実味がある。理想を語るだけでなく、それをどう実現すべきかを常に考えている印象を受けた。

約1年前

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中動態の世界 意志と責任の考古学

中動態の世界 意志と責任の考古学

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半井志央/Shio Nakarai

ずっとずっと本を読みたい @s…

「しゃべってる言葉が違うのよね」「たしかにいまは日本語で話をしているわけだけれど、実はまったく別の意味体系が衝突している、と。」 という対話のプロローグにぐっと心を掴まれたのに読むのにとても時間がかかってしまったし難しいところは理解しきれていないかもしれないけれども、今の自分にとってすごく重要なことが書かれているとは思う。何度か読み返さなければいけないかもしれない。 外部の要因と人間の欲望と自分の選択について、そして「自由」について。自由になりたい自由になりたいと思いながら不自由さをどうにも出来ない自分は、自由になるための道として中動態を理解したいと思う。能動的でなければならないと言われているような居心地の悪さから、少し距離が置けるような気がする。 「暇と退屈の倫理学」「哲学の先生と人生の話をしよう」など、國分功一郎さんの本は、私にとって世界の捉え方を変えるヒントをくれる。

約1年前

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