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▼政治においては、 騙された、というのは 言い訳にはならない。     ――レシェク・コワコフスキ ファシストは日々の暮らしのささやかな〈真実〉を軽蔑し... 続き

コメント

『ブラッドランド』通読中、凄い本ですね。一緒に見つけた薄いこちらを先に読了。トランプ時代の知識層の危機感!な本でした。ポピュリズムは、というよりポスト・トゥルースはファシズム前夜に似ている。僕たちはいかにして生きるか。歴史家の視点。ただもう世界が分断されていることはハッキリしてきた訳でしょう、どうやって理性の声をポピュリストに届けるのか。困難な仕事です

読者

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ティモシー・スナイダーの本

ブラッドランド 上: ヒトラーとスターリン 大虐殺の真実

ブラッドランド 上: ヒトラーとスターリン 大虐殺の真実

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Toru Omae

欧米ミステリを中心に読んでいます…

なぜこういう本を手にとってしまうのか… ドイツによるホロコーストやスターリンの大粛清は有名だけど、実はヒトラーとスターリンによるウクライナ、ベラルーシ、ポーランド国民の虐殺はあまり知られていないが作者によると1,400万人にものぼるのだという。これらの 一つには虐殺されて蹂躙され尽くしたから、またソビエトの影響圏に入れられてしまったから、また、主な殺戮方法が計画的な飢餓状態であり、人肉食などがあったことから被害者たちも口を閉ざしたから、という理由であまり明らかにされてこなかったこの事実を記録を丹念にあたり告発したもの。これらの地域を称して作者は「ブラッドランド」と呼んでいる。しかし、読んでて苦しくなるようなことばかり。人間が人間にこんなことができるのか、という驚きがある。結論の章がちょっと難しくちゃんと読解できたか自信が無いのだが、問題の本質は全体主義ではなく人を人間としてではなく数値化してしまうところにある、と言っているような気がした。その意味では、例えばヒトラーにしろスターリンにしろ実際に自分で殺害を実行するわけではなく、曖昧な指示を出すだけでありあまり実感が薄いのではないか、という気もする。どのような命令であれ忠実に実行する官僚機構の方が恐ろしいかも知れない、とも感じた。恐ろしい本だった。

1年前