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書店とはどういう空間なのか。書店員とはどういう仕事なのか-。真摯に本に向き合い、読者に向き合い続ける59人の店頭からの声。 続き

コメント

僕は紙の本について、とりとめのないことを考えている。
この本には同じことを考えている人の声が書いている。
しかも、現場で紙の本を買いにくる僕達読者を相手にしている人達の声だ。
読んでいると、本のこれからが、日本のこれからの形になっていくのではないか、そんな気がしてくるような一冊。
僕達が選ぶ本が店が僕達の未来に残る本と店なんだ。
便利でスピーディーな世の中を選んできた僕達は、何だか歪で、何だか中身が空っぽで、表面だけはキラキラしている世の中を作ろうとしているのではないだろうか?
59人分、ゆっくり、時間をかけて、読みたいと思う。

読者

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人文

エコラリアス

エコラリアス

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fuku

設計事務所勤務ゴミリーマン/元ク…

10ヶ国語を自在に操るという哲学者、文学者による言語論集。注釈や出典も明確で学術書であるらしいが、神話や寓話、エピソードに彩られたエッセイとしても、とても豊かに読めるなんとも幸福な書物。 基本は副題にある通り、大筋は言語の忘却についてだけど、赤ちゃんの喃語は全ての言語の発音を可能にするほど豊かなのに、母語形成の段階でその大部分が失われるとか、詩作の許可を得るためにそれまで覚えさせられた先人の詩を忘れることを強要される弟子の話など、出てくる例がどれもこれも興味深く、またテーマからくる物悲しさに満ちている。 言語は常に変化し続けるものであるように、忘れることはただ何かの不在を意味するわけではなく、変化の中で見えなくなるものなのかもしれない。ボルヘスの短編にもあるように、あまりに鮮明で詳細な記憶は新たな記憶を生み出せないということだろう。

約8時間前