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あるパーティで出会った、冴えない男ストリックランド。ロンドンで、仕事、家庭と何不自由ない暮らしを送っていた彼がある日、忽然と行方をくらませたという。パリで... 続き

コメント

自身の欲望に忠実な、周囲を破滅に導く酷い男。
しかし何故だろう。生物として美しいと思ってしまう。

ジャケ買いした本。人を傷付けても 人生 好きなように生きた方が いいのかなと 考えさせられた。

僕にとってのしあわせはストリックランドのように魂を解放して絵を描いて愛しい人と抱き合い有り触れた病で死にゆくことかもしれない。また、ある人にとってはエイミーのように資産・名声を手にして人生の成功をひたすらに形作ることかもしれない。僕は未だ見ぬ愛しい人を尊びながら、この日常と僕とを精一杯感じて使い切りたい。

夢やら自我やら愛やら…
月だけを求めた男、彼だけが"生きている"感じがする。その美しさに感動する。

ストリックランドの絵画のように、私には解説できるような理解はできませんでしたがすごく力を持つ小説だと感じさせられる作品でした。題名への理解は、解説で述べられたようにではなく、ストリックランドが狭間でもがいた、自由や美などの理想(月)と、肉体から沸き起こる性欲や食欲などの現実(6ペンス)を示していたのかなと考えていました。女性蔑視ともとられかねないストリックランドら登場人物たちの恋愛観は、それでも、女性の私ですら不思議と魅力や説得力を感じました。若輩者の私には、あと10年経った頃が「月と6ペンス」の適齢期のようです。。

初めは好意的に、格式張って窮屈な社会生活をうっちゃって自らの衝動に命をかけたストリックランドを応援する気持ちで読み出して、ストルーヴェとブランチが絡み出した頃にはすっかり大嫌いに。ストリックランドはクソだ!と何度も心の中で叫んだ。それに引き換えストルーヴェの清廉なことよ、と。魂が美しいから、だから絵が凡庸なのだと思った。ストリックランドの凶悪で醜い人間性が逆に壮絶な美を表現するのだと。この性悪画家のモデルになったのはかのゴーギャンで、おかげですっかりゴーギャンも嫌いになってしまった。この辺りで物語は折り返し地点に立つ。いよいよ、かの島に旅立っていくのである。

「彼がこの島にきて多少なりとも優しくなったとは思えないし、利己的でなくなったとも、残忍でなくなったとも思えない。まわりの人間が好意的だったのだ。はじめからここで暮らしていれば、普通の人間として暮らしていたかもしれない。ストリックランドはこの地で、祖国の人間には期待も望みもしなかったものを手に入れた。つまり、理解を。」

常人には理解できない憧れを孤独な魂に秘め、想像力をかき立てる未知の島へと旅立つ姿に、思わずエールを送りたくなる。ロンドンでも、マルセイユでも、そこで当たり前とされたいかにも現代的なものさしで測れば、彼は間違いなく狂人だった。けれど、南海の島に渡ればそんなものさしなんてどこにもない。ただあるようにある、そんなかたちを受け入れてもらえたその島で、男は奇跡の絵を描く。

ずっと、苦しんでいたのかもしれない。狂おしい情熱の奴隷、最後はそんな風に思った。友達になれるとは思わないけど、6ペンスぐらいなら貸してあげてもいい。

なんだか上手いこと入り込めず読み終えるのに時間がかかってしまった
取り憑かれるほどしたい事が出来たら共感できるのかしら

H.A.Bookstoreさんと双子のライオン堂さんが、本のフェスで企画されていた、百書店の本屋祭で購入しました。六ペンス、という単語にやられて。
まだ読めてないけれど。海外文学って、とっつきにくいと思っていたけど、翻訳文って軽快でリズム良いから、詩を読む感覚で物語を楽しめる、超おトクね。
また、姫野カオルコ ツイラク の隣に並べたい本が増えてしまった。

何を美と捕るのかそれぞれですなー
絵画の事はよく分からないが、芸術家にこっち系が多いような気がす。
馬鹿と天才は紙一重とはよく言ったもんだな

面白かった。
地位や名誉を全て放り投げて新たな世界に飛び込む男に憧れ、周囲の評価を一切気にせず自分の絶対的な価値観を持つ男に憧れ、人の好意や思いを踏みにじる男を軽蔑した。
名作を読んだ気がした。

人間には、生まれつき神話を生み出す力がある。

とにかく誰かに勧めたくなる本!
自分のこれからの人生の歩み方を考えたくなる…
同名の京都にあるカフェも是非!笑

ストリックランドは40歳台で平穏な家庭を捨てて画家になった。

ストリックランドはひどかった。途中で読むのやめたくなった。でも一方でひたすら何かを求めていくすがたはきれいに感じた。

2018年104冊目。何が気になるのか上手く言えないけど、続きが気になって気になって、前のめりで読んだ。 / 20180814

人生も折り返しを過ぎた頃に、突如自分の絵の情熱に身を投じた画家ストリックランドについて、主人公が真相に迫っていくお話。
前半の文明社会と後半の非文明社会の人々のあり方についての対比も、ストリックランドという人間を描く上で重要な背景になっている気がします。それ故に奥行きが生まれ、読み応えのある作品になっています。途中に多く出て来る魅力的な脇役たちも作品をより一層魅力的にしています。

読者

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サマセット・モームの本

月と六ペンス

月と六ペンス

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読んだ本と好きなフレーズ

夫を取り戻したいのは愛しているからなのか、人の陰口が怖いからなのか。

1年前

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要約すると

要約すると

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スエヒロケイスケ

劇作家らしき仕事してるが物書きら…

モームは月と六ペンスしか読んでないので、このひとのことあまり知らなかったのですが、劇作家だったんだすね。しかしモームが劇作を離れ、小説に戻ることにした動機、理由は、実はすごく共感できる。しかしこのひとはカッコイイ。奢らず謙虚で、正しくあろうとする。吃音があったから身の程をわきまえるように育ったんだ。

約3年前

雨・赤毛

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nishitanabe1987

ほんがすき

長い結婚生活の経験から、彼は最後の言葉を妻に言わせておくことが、平和をもたらす最上の方法であることを体得していたのだp11

3年前

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サマセット・モーム全集剃刀の刃1

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inoue

Webエンジニア

1944年、作者70歳のときの作品。絶版になっている小説ですが、ほとんど偶然読んで面白かったです。空軍パイロットになって友人を亡くしたアメリカ人青年が、婚約者も家も捨てて、パリやドイツの炭鉱や、流浪の生活を続けるのですが、単純な放浪小説というより、彼が置き去りにした婚約者やその家族の、上流階級からの視点で書かれています。たまにその主人公がふらっと現れるという、フーテンの寅さんみたいな趣き。やがてインドまで行って、またアメリカに帰る、ヒッピームーブメントをはるかに早く予言した作品でもあります。

3年前