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コメント

生まれ変わりは誰のためなのか?
遺された人にとってはかえって残酷なものかもしれない。
どんな不幸も引きずることなく一旦断ち切る、死は、あるいは優しいのかもしれない。

二種類の死に方。
自分は死んで子孫を残す道。
月のように、死んでも何回も生まれ変わる道。
愛する人に会いたい。想い。
受入る人と受け入れ難い人のそれぞれの人生。

欠けた月がやがて満ちるように、生まれ変わってもあなたに会いたい。ほぼ執念と化した想いをとげるため、生まれ変わりを繰り返したという瑠璃。果たして7歳の少女の言うことを、どれだけ信じればいいのか。混乱に包まれるオトナ達を尻目に、瑠璃はただただ愛する人に会いたいだけ。そして悲劇が繰り返されるなら、生まれ変わりは誰を幸せにするのだろう?
周囲に溢れる様々なシグニチャーは、誰かからのサインかもしれない…。

生まれ変わりがもしも本当にあるのだとしたら、とても辛いことなのかも。信じてもらえないと思っていた相手が、結局一番踊らされ、人生を狂わされていく。信じようとしていた人や当人ではなく。

何かが違っていたら、と思わずにいられないけど、すれ違っていなければこんなに光を放たなかった気がする。そこから生まれた歪みさえ愛しい、この感情は切なさなんだと思う。
私にとって大切な一冊になりました。

佐藤正午さんの作品は3作目。
『5』『鳩の撃退法』の流れで佐藤正午作品と出会い、ずっと読みたかった作品だった。

『月の満ち欠け』もパズルのような物語。

今ある出会いの意味を考えてしまう物語。

何とも言えない、どちらにも思いを寄せれないが、読みやすく安心感のある文章が魅力的に思う。

どうしてこんなにも上手く物語を語れるのだろう。
どうしてこんなにも読む人を飽きさせない文章が書けるのだろうか?
佐藤正午さんには生まれ変わっても作家になってもらいたい。

ミステリーのように引き込まれる。ラブストーリーとは思わなかった。人によってはホラーでもある。このあとどうなるの〜

イッキ読み。相変わらず読ませる。不気味、謎からの安堵。
あらすじもなにも知らなくてよかった。

もう一度読み返してみたくなる。ミステリーっぽい素敵な恋物語でした。

自分の思いを成し遂げようとするなら純愛
他人を思い遣るなら身勝手すぎる愛執
植物のような生まれ変わり
月のような生まれ変わり
私ならどちらを選ぶだろう
彼はどちらを望むだろう

読者

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佐藤正午の本

鳩の撃退法 上

鳩の撃退法 上

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muic

きろく

先が気になるのにはぐらかせ、はぐらかせ、読者の気持ちをわかっていてうまく翻弄させるような、手のひらで転がされてるような気持ちになります。続きが気になる。

12か月前

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