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カリスマ装丁家が読書における想像力の謎に迫る、かつてない「文学×デザイン×現象学」の探究の書物。 続き

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本に触れている時、言語が頭のなかで立ち上がる時、そこに書いてあること以上の事柄が、そこに書いていないからこそ立ち上がる時事柄が、鮮明に描かれていく。本を通して、私たちが見て感じている世界に想いを馳せる。

読み終わり。本を読むという行為の繊細さ、脆さ、妖しさ、いかがわしさ、そんでもってというかだからこその素晴らしさ、というのを改めて示してくれた。なんというか、小説へ向けられたラブレターみたいな本だったな。これとてもよかったなあ。

読者

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新刊

女王ロアーナ,神秘の炎(下)

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fuku

設計事務所勤務ゴミリーマン/元ク…

主人公ヤンボの記憶を辿りなおす旅は、田舎の家の奥に塗り込められた隠し部屋を見つけたことでさらなる展開を見せる。脅迫的なほどこだわっていた霧の謎、失われた初恋、パルチザンとしての経験。 当時の大衆文化、例えば雑誌や映画、絵本にお菓子のパッケージ、そして子供の心を刺激する薄衣をまとった女たち、そうした記憶を喚起するものたちの図版が、様々なエピソード同様誌面に散りばめられて読解を助けもするし、さらなる謎にも誘い込む。 記憶を取り戻す旅はいつからか記憶を丹念に辿り直す旅に変わっていく。ただ、辿り直すことをどこまで精緻に行っても、それが本当に失われた自分を取り戻してくれるのかは明確でない。 というか、そもそも独白しているのは誰なのか。それ以前に、独白は真実の記憶なのか? 真実ならば誰にとって? 生死すらわからない不分明な独白の中小説は終わる。 比較的明確に謎解きや仕掛けが提示されていたこれまでの小説に比べ、本作は霧の中にいるような曖昧さの中に置かれたままだが、不定形な謎解きの楽しみがあるのかもしれない。

約6時間前