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コメント

中世アナトリアの叙事詩である『デデ・コルクトの書』を元ネタにした小説。作者を思わせる語り手による叙事詩のヴァリアント発見の謎めいた経緯から物語は始まる。
異本はオグズと呼ばれる遊牧国家におけるスパイ騒動の内幕を明かすもののようで、王たるハーンと詩人でありシャーマン、そして叙事詩の作者でありまたこのヴァリアントを残した張本人とされるコルクトらがオグズ内の有力者を尋問していく。そしてその話の中に別の王と王の替え玉による別の物語が挿入されていく。
元ネタを読んだことがないのでなんとも言えないところもあるが、こうした架空の書物をめぐる物語の面白さは元ネタにあまり関係がなく、そうした書物をどうもっともらしく見せるかがキモなところもあって、そういう意味で言えばなかなか面白かった。
聞けば筆者は元ネタの有名な研究者だそうで、さもありなん。
しかし、ハーンの語りを読んでいると、どうも男塾塾長の絵がチラついてしょうがない。マンガ化する(しないと思うけど)場合は確実に江田島塾長だなー。

読者

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文芸

白い衝動

白い衝動

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(ㆀ˘・з・˘)

(c" ತ,_ತ)

精神分析という分野に疎いせいか、所々リアリティに欠けるように感じてしまう部分があり、全体的に物語がボヤけたものに思えてしまったが、充分楽しめる話ではあった。 謎解きの部分でちょっと納得がいかないというか、その人物が犯人なの???それはちょっとなー、その人物がそんな残虐なことできるかー?的な違和感を覚える点があったりもした。 ま、冒頭からさまざまな伏線が張られていて、それが主人公に繋がっていくといったところは興味深く読めた。

1日前

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終焉

終焉

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Toru Omae

欧米ミステリを中心に読んでいます…

おそらく三部作の完結編。ナチに職場を追われたユダヤ人敏腕刑事の物語。配偶者が支配民族だったので収容所送りにはならなかった彼が、ゲシュタポの秘密捜査のために使われる一作目、友人で自分を匿ってくれたドイツ人女医にかけられた殺人容疑を晴らすために奔走した二作目を経てついにソ連軍によってベルリンが陥落させられる本作。前作の結果、妻と二人で暗黒街の顔役が持つビール工場に隠れ住んでいる主人公。たまたまいわくありげな男も同じ場所に匿われたことからソ連軍がドイツの核技術情報を捜す手伝いをさせられることになり、一方で妻はソ連兵に暴行され、その報復をなんとか図りたくて…という話。陥落寸前、そして占領されたベルリンの様子が緻密に書き込まれていて迫力があり素晴らしく本筋よりもそちらに気を取られてしまう。本作ではミステリもさることながらアクションがより多くなっており迫力もあって読み応えがあった。この作者の作品は今後も読んでいきたいと思う。

1日前

IQ

IQ

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みつちや

推理研究会に入会を機に、読書魂に…

研究会 8月課題本 で読書。 初作ということで、てんこ盛り(笑) 作者の思いが詰まってます。 アメリカらしいクセの強いハードボイルド感はあまり無いのが私には良かった。 ラッパーの歌が直訳すぎてシラケる。 韻を踏んだ訳詩にして欲しかった。 次回作が決定しており、読みますかと聞かれたら 私は読む。楽しみにしてる。

1日前

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