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コメント

「くっすん大黒」に続き、町田節に笑かされた。私は音読の癖がある。傍から見るとさぞ不気味だろう。ブツブツと念仏を唱えるように、呪文をかけるように言っているだけでも不気味だろうに、急に笑いだすのだから、狂気でしかない。町田康は読者の様子を想像して書いているに違いない。
大阪出身で、大阪弁も惹かれている一因であろう。この感覚どこかでと思えば、近松門左衛門に辿り着いた。
池澤夏樹が編集した日本文学全集で宇治拾遺物語を現代語訳する仕事に町田康が抜擢されている。宇治拾遺物語を書いた(歌った)のはきっと当時のパンクロッカーに違いない。

読者

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町田康の本

猫のエルは

猫のエルは

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ぬぬに

非ワカモノです

愛猫家として名高い、町田康が文章を書き、 猫絵を描かせれば天下一品のヒグチユウコが挿絵を担当するという、夢コラボ作品。 表紙イラストでは、猫が逆さまになってるんだけど、、発売当初、Amazonでは上下逆に絵が表示されていて話題になった。まあ、確かにあれって思うかもね。流石に、、すぐ正しい向きに戻ったけど。 怠惰、協調性が無い、小動物を弄ぶ、自分勝手、どちらかというと猫の欠点であるような部分をことさらに取り上げて描くことで、逆に猫の可愛さを際立たせてしまうという、町田康でないと出来ないような職人芸がスゴイ。 ちなみにヒグチユウコ猫絵の、個人的な萌えポイントは、猫のお腹である。このポッコリした曲線が最高に愛らしくて好きなのだ。

5か月前

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ギケイキ2 奈落への飛翔

ギケイキ2 奈落への飛翔

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Toru Omae

欧米ミステリを中心に読んでいます…

前作が面白かったので手にとってみた。簡単に言ってしまうと義経記の現代語バージョンなのだが面白いのは語り手が現代に生きる?義経、というところ。この作者が凄いのは普通は「この義経はこういう設定」と説明したくなると思うのだけど、語り手が生まれ変わりなのか霊なのか、はたまた何かなのか、というところは何もなく淡々と900年前のことを義経に現代語で語らせているところ。日本の古典には面白い作品がいろいろあるけども現代語版は訳が硬かったりまたはそのまんまだったりでとっつきにくい。更に古典でありがちなのは心理描写が少ないところで、ここではそういう行間も「やだなー」とか「ムカつく」とか平易に描かれていて凄く面白い。本作では頼朝との対面から平家滅亡がほぼ数ページで片ずけられて、土佐合戦から義経が吉野に逃げて静と別れるあたりまでが描かれていてまだまだ先がある感じ。次作がとても楽しみ。

9か月前

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