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古来、「歴史のかげに女あり」と言われる。妖艶な美女が歴史を動かしてきた例は少なくない。だが、考えてみれば大事件、外交の舞台裏でより重要だったのは、美女より... 続き

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ペリー来航から明治にかけて日本人が世界に向かっていこうというときの食にまつわるエピソードを集めたもの。ペリー一行をもてなした料理、明治天皇の初めての饗応、鹿鳴館で出された料理、日清戦争の講話の舞台となった下関のフグ、日露戦争の捕虜に出された料理、児玉源太郎が浴びたシャンパンシャワー、大津事件で詫びを入れるため急遽神戸まで来た明治天皇とニコライ二世の会食、あの当時にフランスから水を輸入していた西園寺公望のグルメぶり、など興味深い話ばかり。ペリーが、交渉がうまく行ったら日本人をもてなそうと生きた鶏や豚まで船に積んできていたという話に驚き。そして船上で本当に宴会が開かれたそうだが初めて見た洋食とワインやウイスキーを当時の日本人はけっこうガツガツ食べたそうだ。酔っぱらってペリーの肩に手を回し「これから仲良くしようぜ」的なことを言ったやつまでいたらしい(笑)
とにかく楽しく興味深い話がいろいろ。美食というタイトルで損してると思う。おすすめです。

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