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謎は内側ではなく外側で作られると思った。一気読みしました。

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冷戦真っ只中のソビエトの山中で、経験豊富な9人の大学生トレッカーたちが不可解な死を遂げた。リーダーの名前をとってディアトロフ峠事件と呼ばれる。
この事件はネットなんかで見るとほんとに謎だらけで、原因も雪崩や強風といった自然現象説から軍の新型兵器の実験に巻き込まれたとかいう陰謀説、さらにはUFOなどのオカルト説まで喧しいけれど、先入観なしに事件の実地に足を運び、生き残り(体調不良で途中で引き返した)に話を聞き、その原因に到達したと思われるのがこの本。
ネットで見てるだけだと不可解でも、専門家に聞いてみればありふれたことというのは多数あるが、この事件で謎とされた部分のうち、ほとんどはそんなことだった。ただ検証が足りなかっただけだったわけだ。そして、最後の最も謎とされる部分にも、科学的に妥当なで多分最終的な結論が与えられる。
アメリカ人の著者は貯金が底をつき、クレジットカードも限度額まで使ったそうで、そこは悲壮感いっぱいながら、ぶっきらぼうながら不思議に優しいロシア人たちとの交流も楽しく、上質なノンフィクション。

冷戦時代のソ連であった謎の遭難事故にとりつかれたアメリカの映像作家がその謎に迫った作品。冬のウラル山脈にトレッキングに出かけた大学生達9名。彼らは切り裂かれたテントから1キロほど離れたところで氷点下の雪山なのにろくに服も着ておらず靴も履いていない状態で、しかも何人かは大怪我しており一人は舌がなくなって発見された。しかも一部の遺体からは放射能が検出され、という事件で今に至るまで真相は明らかになっていない。冷戦時代の事件ということもあって西側にはあまり伝わっていなかったのだが、偶然の経緯でこの事件のことを知ったアメリカの映像作家は生まれてから一度も雪山に近づいたこともないのに真相に近づくためにロシアに渡り、事件の調査とともに雪のウラル山脈にも入る。そうした努力の甲斐もあって真相に近づくのだが…という作品。よくまとまっていて読みやすく彼が突き止めた「真相」もそれなりに説得力もあるのだけどちょっとあっさりしてるかな、というところと、もう少し検証できたのではないかな、と。コンピュータシュミレーションとかで検証できるのでは、という気もするのででこの説、きちんと検証してもらいたい。それにしても最終章はジャック・ロンドンっぽくてなかなか身に迫る怖さがあった。読物としてはかなり面白かった。

読者

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ノンフィクション

新宿、わたしの解放区

新宿、わたしの解放区

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もちもち

食べ過ぎ、飲み過ぎ、読み過ぎ注意…

本書は、新宿ゴールデン街で右翼左翼の活動家や有名無名の芸能人たちが出入りをする店を営業し、ブラジル奥地でも拳銃片手に店を営業しサンパウロに私設図書館を作った日本人女性佐々木美智子さんに、その来し方を聞き書きしながらまとめたもの。 とにかく発想が自由でパワフルな女性なんだけど、なんだか派手な東京・ブラジルでの暮らしよりも、軍隊でのリンチで長兄を喪ったり家族の反対を押し切って結婚、離婚して故郷を追われた前半生の描写に心魅かれた。 心の土台はやっぱり子どもの頃の原体験によって作られるんだなあと。 最後の知人たちへのインタビューで語られる彼女の目標に対するひたむきさ、落ち込んだ人に向けられる明るさ、どうしようもない人にも向けられる優しさに感動する。 そこには自分語りの際には自分に厳しい彼女の、「マリア」と呼ばれた一面が現れているから。 本当にカッコいい女性だ。

11日前

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世界のことば アイウエオ

世界のことば アイウエオ

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あやう

SFが好きなグラフィックデザイナ…

アイスランド語、アイヌ語、アイルランド語・・・から始まってルクセンブルク語、ルーマニア語、レト・ロマンス語、ロシア語で終わる目次を見てるだけで楽しくなります。100つの言語について語った短いエッセイ集。 アイヌ語の日本語からのかけ離れぷりにびっくりしました。あんなに近くなのに。第四の人称があるとのことです。

18日前

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ムナーリのことば

ムナーリのことば

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naho

金沢に引っ越しました

軽やかなのに、時々ドキッと胸に刺さる言葉がありました。丁寧に、言葉と向き合う時間をもてました。

22日前

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