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【文学/日本文学小説】北関東のある県で中学2年生の男子生徒が転落死した。事故か? 自殺か? それとも──。その背景には陰湿ないじめがあった。町にひろがる波... 続き

コメント

学校で中学生の死体が見つかったことから、学校でのイジメ問題が発覚していくのですが。
被害者側、加害者側、学校、警察など、いろいな角度からの気持ちを知ることができた。
自分にもあった中学生時代、微妙な年齢だなって改めて思った。

なんでタイトルが「沈黙の町で」なんだろう。
中学生の転落死がいじめを苦にした自殺か事故か、そこを解き明かすのがこの本の1番の読みどころに見えるけれど、タイトルは「沈黙の町で」
そこが筆者からの隠されたメッセージなんじゃないかなと思った。
転落死とは関係なさそうに見えるけど頻繁に出てくる北関東の地方都市の描写。じめじめとした内陸部の天候、地方有力者たちの癒着、噂が早い小さな町、、、今の日本の地方都市の問題を転落死の究明と共に切り込んできているな、と思った。
奥田英朗は「無理」でもゆめの市っていう架空の地方都市を舞台にした本で同じように地方都市の問題に切り込んでいたから、こういうのが好きなのかな。
でもやっぱり1番の読み応えは転落死の究明を過去と現在の時間軸がぐちゃぐちゃに書かれながらもどんどん分かっていく感じ、ドラマを見てるみたいだった。
最初は被害者も加害者もどんな子なのか全く分からないのに読み進めるとどんどん分かってくる、あまりにもリアルすぎて本当にこの世に存在しているんじゃないかとすら思う。どんどん先を読みたくなる

あと、ちょっと皮肉?が混ざったような表現が面白い。声変わりが始まってない声を揶揄してウィーン少年合唱団のような声をあげた、とかちょっと笑ってしまった。
2019.3.10(5周目)

人の気持ちも、自分の気持ちも、何を大切にすべきかもわかっていない、

ドクター伊良部シリーズが好きで、そのコメディ風味がお気に入りなので、私にとって初めての奥田英朗さんのシリアスもの。
最初から最後まで重い気持ちになる。それは嫌ではなく、むしろそれを解消できるのではという期待で次々と先に読ませてくれた。
その期待というのは、1人の中学生男子の死を巡り、場面ごと時間ごとにあらゆる人達の立場や感情がはっきりしてくることで、真相に近づくような実感があるからだ。
死んだ男子だけではなく、登場人物の印象までもくるくると変わる。
しかし、子供、特に中学生は扱いにくいというか難しい年代だなあとしみじみ思う。

読者

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奥田英朗の本

我が家のヒミツ

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なおちゃん

なおちゃん25歳!!

好きなシリーズ!エピソード自体どこにでもある話だけど、どこにでもある幸せを感じにくくなったら読みたい本。いつも救いのある結末が良い!

11か月前

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ナオミとカナコ

ナオミとカナコ

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なおこ

歴史・事件もの好き

自分が犯罪を犯してしまったかのような気分で読んだ。ナオミとカナコに肩入れして、続きを読むたびにハラハラするのが怖くて少し憂鬱になったほど(笑) 本当に最後の1ページ、1行まで息がつけない小説は初めてだった。

約2年前

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