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鎖国日本での壮絶なキリシタン迫害。悲痛な叫びをあげても何も答えない「神の不在」。それでいてキリスト信仰が代々受け継がれ続ける日本の不思議なキリスト教。

自分は無宗教だ、という日本人こそ読むべき本なのではないかとおもった。日本人には馴染みの薄い「信仰」や、「神」という概念がどういうものなのかを考えるきっかけになる本だった。

誰かの前で信仰するのではなく、自分の心の中で信仰する。
それこそが、信じるということなのでは。

他人の為に自己を棄てる事が出来るか。
言葉の意味、信仰心とは。
歴史に基づいた話だけに重い。
でも心にしっかりと跡を残してくれる本。
苦しくなる本を久しぶりに読んだ。

「人間がこんなに哀しいのに 主よ 海があまりに碧いのです」 遠藤周作

死ぬまで何度も読み返すであろう本。信仰のために人は死ねるのか。殉教に正義はあるのか。では、棄教したバテレンは不実だったのか。日本という国にとって、宗教とはなんなのか。
私と私の中の神様や正義について見つめあいたい時、また、混迷を極める現代で宗教はなんなのかと問う時に、思い出したように読み返したい一冊。

スコセッシが映画化したと聞き、観る前の予習として久しぶりに。高校の課題図書で読んだときは無邪気にも「やっぱ神様なんていないじゃーん」と思った記憶がありますが、今ならロドリゴの達した心境がわかる気がします。信仰とは「何を信じるか」ではなく「己の心のありよう」ではないかと。この命をいかに生きるのか?人生ってそれに尽きるわけで。ただ、人間は弱く愚かなので、神のような存在や教義などの規範、像などの拝む対象があった方が便利なんですよね。そういう意味では、読書も一種の宗教だと思いますよ。なお、私は未だに(たぶん一生)“私の神様”を探し続けています。

途中まで暗いシーンが多かったが、終わり方は良かったと思う。

何故、沈黙しているのか…。
信仰心と、考え方を転換するということを考えさせられた。

京都は寺が経営している教育施設が多い。私はその保育園に通っていた。
一日を過ごす建物の隣には本堂があって、そこにみんな正座で並んで礼拝をする。
年中の年に一人の女の子が転入してきた。その子の家はキリスト教徒だった。すぐにみんなに馴染み、なんの拘りもなく仲良くしていた。
泊まりに行った次の朝に教会に連れて行ってもらったりした。タオルから優しい匂いがしたことを覚えている。
年長の年に一人の男の子が転入してきた。その子はエジプト人だった。クラスの男の子達は外国人である彼を迫害した。女の子は黙ってそれを見ていた。
見たことのない綺麗な色の瞳からは涙が出ていた。大好きな先生の大きな瞳からも涙が出ていた。

読んだあとズッシリ来るけど、面白い本だった!
映画化も楽しみ!

読んだ後、現地に行きました。
厳しい時代に生きた人々の、忍耐強さに敬意を表します。

信仰の有り様、日本での基督教布教の成果、なぜ沈黙のままなのか

どんな人間でも英雄や聖者とは限らない。踏み絵を踏んだキチジローの、踏んだ者の言い分が苦しくて辛く、この小説を読んだ人間にしかわからない感覚にさせられます。
司祭の人間味が見え隠れするところや、教会の神と違い日本人は人間を美化したものを神と呼ぶ根源的な違いが最後あたりでわかってきて、それが興味深かったです。

小説が小説として存在する意義がここにある。

読者

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遠藤周作の本

結婚

結婚

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しずか

本、読む人の横顔も好きです

古本屋で購入。結婚に纏わる短編集。恋愛の中にあるなんとも言えないニュアンスが沢山詰まっていた。現代の誰もが思い描くようなものから、昔の結婚特有のものまで。散りばめられた表現もいい。作品、どれもひとつひとつが柔くささる。

約1か月前

真昼の悪魔

真昼の悪魔

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Chie Mochida

若い頃に読んだ記憶で後味の悪さと薄気味悪さがずっと心に残っていて、何かの拍子にまた読み返してみたいと思い読み直してみたら、ほとんど覚えていないにもかかわらず神父さんが出てきて、それこそエクソシストばりになった記憶があったけどそこまではいかなかった。が、今読んでもやっぱり気持ち悪さが残った。病院という場所に悪魔的な物が潜むと、人1人の命など容易くどうにでもなるんだと。悪魔とはサイコパスなのか?それともサイコパスは悪魔が宿るからそうなるのか? 秀作は何年経って読んでも色褪せないしむしろ歳を重ねて読んだ方が合点がいくことが多くなるから、それも怖いな。

8か月前

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新装版 海と毒薬

新装版 海と毒薬

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あやう

SFが好きなグラフィックデザイナ…

伊勢神宮にお参りに行ったとき友人が、外国観光者向けの看板を見ながら 「日本の神様をGodって訳すとニュアンスが違うよね。Spiritとかのほうがあってる気がする」 と言っていました。(友人はキリスト系の大学卒業) Godの概念を理解するのはとても難しそう・・・と思いながら手に取った一冊。 とても読みやすかったです。 「こう、人間は自分を押しながすものからー運命というんやろうが、どうしても逃れられんやろ。 そういうものから自由にしてくれるものを神とよぶならばや」 ↑96P、主人公と一緒に生体解剖に参加する医学生、戸田のセリフ。 強い力に押し流されそうになったとき、自分を押し留めてくれるのが、神なのかもと思いました。 すっかりグローバル時代になり「神なき日本人」と語られることも多い私たちですが、 神がないと人は正しく生きていけないのか?とも思う今日この頃です。

8か月前

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