21fyx7a2b4l

コメント

刀狩りに続いて我々の過去の姿をもう少し掘り下げたいと思って。
日本の中世社会の見かたを変えたと名高い作者だけど不勉強故に読んだことがなく...
従来、マイナスイメージでしか無かった「無縁」や「苦界」が実は公権力からの支配を逃れた自由な世界「公界」であるとし硬直的なイメージである日本中世が自由のある世界でもあった、ということを述べたもの…かな。
ちょっと学術寄りというか証明がくどいのと表現が固い、そして引用が原文のままなので理解がなかなか追いつかない部分もあってもどかしかった。最近、日本の歴史については諸々見直しが進められており、特に中世においては身分を含めかなり自由奔放な世界でもあったという見方がされているようであり〜自分もそのように思っているが〜その嚆矢として重要な著作ではあると理解した。

その他のコメント

江戸時代の離婚は女性にとってかなり不利であった。

どんなに旦那がひどくても、夫が首を縦にふらなければ、女性から離婚はできなかったのである。

ただし特例もあった。

それは縁切寺に逃げるというもの。

しかし当然、夫が追いかけてくるというケースもある。

そこで下駄でも櫛でも、縁切寺のなかに投げこんでしまえば、離婚が成立するという裏技まで発明された。

このような流れのなかで、寺には外界とは無縁の者が集まり、無縁が故の信頼というのもやがて生まれてくる。

すなわち金が預けられるようになったのである。

ようこそ、エンガチョの世界へ。

#リジチョー。

読者

558bda5d 65f3 4e16 9911 eb76a799879308634c99 3a43 40c1 9ad5 6ba772150f2c53c2cab6 3ef5 4493 b724 d463351d3daf 3人

網野善彦の本

古文書返却の旅―戦後史学史の一齣

古文書返却の旅―戦後史学史の一齣

F766c7b9 58dd 47a5 8305 6464986b58d8

Shun

普段は帰宅後に、休日は散歩しなが…

1949年、日本常民文化研究所月島分室にて始まった、全国規模の漁業資料館を設立しようとするプロジェクトは、あえなく5年で潰えた。その時各地の漁村から借用した文書は、リンゴ箱に詰め込まれ死蔵される。時が経ち1980年より18年の歳月をかけ、著者は各地へと資料を返却し続けていく。罵詈雑言を浴びせられるのを覚悟で再訪した家で思いがけぬ歓待をうけるうちに、各地の歴史や民俗を著者は再発見していくことになる。分野に関係なく研究倫理の書としても読める。人を対象とした研究に協力して下さった方には誠意を尽くさねばならない。

5か月前

3221c9d3 635b 4ff4 b7d7 38140ce9362eEaf4a5f0 bc3b 4b28 b90f a039ca5c7ba8811f3f95 0d7a 4ffe 9c8f f593b8733224 9
日本中世に何が起きたか 都市と宗教と「資本主義」

日本中世に何が起きたか 都市と宗教と「資本主義」

F766c7b9 58dd 47a5 8305 6464986b58d8

Shun

普段は帰宅後に、休日は散歩しなが…

復刊。最近話題の呉座勇一による解説は、網野がいかに学界から冷ややかな視線を浴びて死んでいったかを淡々と述べたあと、彼の後期の学説を進化とみるか退行とみるかを読者に委ねています。収められている小論『中世の音の世界』。太鼓・ひょうたんなどの楽器が当時果たした役割のほか、風聞・うわさ(コミュニケーションがもたらす負の側面であるこの現象、非常に最近関心があります)、高い声を出すことが狼藉とされていた理由などが述べられていて、ああ、これ、ものすごく大事な話だ。学界の評価なんかどうでもいいや。

1年前

歴史を考えるヒント

歴史を考えるヒント

Ace72860 bdb3 4005 8acb 83ba616ee34f

tomakomai47

割となんでも読みます

網野さんの本の中でも特に読みやすいとおもう。「日本」という国名は689年の浄御原令で決まったっぽい。という話など知らなかったエピソード多数。

3年前

Icon user placeholder22c9f424 435a 479b 99e8 8f66ce6199530023de40 54f1 41ba ba84 80dbfed96b7c 8