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世紀の奇書『熱帯』に惹かれ、秘密を解き明かさんと集まった“学団”によるソウダイなる追跡劇。世界の中心に横たわる謎、その正体は――? 読み出したら止まらない... 続き

コメント

昨日、書店の新刊コーナーに平積みされていた『熱帯』に心を奪われ、迷わず購入し、一日中、時間を忘れて読んでいました。読み終えた私がいる世界は、読み始めたときの世界から、別の場所に辿り着いてしまったようです。同じように見えて、少しずつ違っている、違和感を感じています。どうやら私は、本を読んでいるつもりが、物語の渦に巻き込まれ、別の並行世界に来てしまったようなのです。どなたか、この物語の最後をご存知の方はいませんか?

私はまだ、熱帯の中にいます。

さて、この本を記念すべき登録一冊目としようということには、私が森見氏の熱狂的なファンである、ということ以上にこの本が「読書の楽しみ」をとても強く感じさせてくれるものである、ということが挙げられる。

ハードカバーが持った瞬間に私の腕にズシリとした重みと、程よい大きさを感じさせてくれる。今から私は読書という名の旅に出るのだ、と感じ心が沸き立つようであった。

分厚い紙達の中に閉じ込められた不可思議な世界の中をいくら進んでも、全くの予想のつかない展開のおかげで飽きることはないだろう。

読み終わり一息をつくと、きっと読み終えた者誰もが抱くであろう「語り合いたい」気持ちが湧き出す。
この本には、そんな気持ちを掻き立てる良い意味での「足りなさ」が多く存在している。

そうして我々は、良い本に出会った時に得てしてそうするように、またこの本を読み込む。

それは新たな発見につながるのだ。

気付かなかった伏線や、より一層輝く描写に心が引かれていく。

そうした時に、もはや我々はこの本を手放そうなどとは到底考えられなくなっているだろう。

おもしろかった、、、
みなさんが面白いと言っていたり、新聞の書評で話題になったりするの納得

後半は謎を解きほぐしながら話が進み、進んだかと思ったら戻り?でも進んでて?、、前半部分の記憶を引っ張り出しながら読んだり、忘れてたら戻ったり、読んでるうちに思い出したり、、「なーる!」の連続
ふだんの読み方とはぜんぜん違う読み方をした(せざるを得なかった)気がする

全523ページの中に4,5回出てきた オノマトペ の使い方が気になっている

前半は物語のスピードに圧倒され、謎が謎を呼び、読む事を止めるのが難しいかった。そのぐらい面白かった。
後半は時折、頭にハテナを浮かび上がらせながら、熱帯を旅していた。
前半の登場人物の様に、熱帯に魅力された読書時間だった。
再び、時を経てまた読みたい。

とりあえず、やってくれたなという感覚でした。ぐんぐん引き込まれるストーリーには飽き足らず、最後の最後には現実世界まで、熱帯というひとつの物語の一部として呑み込まれてしまいました。

世界の中心には謎がある
それが『魔術の源泉』なのだ

物語が物語を生む。
なんとも不思議な小説。

「あらゆることが『熱帯』に関係している。この世界のすべてが伏線」

最後まで読み終えた人だけが、その意味を知ることができる!?

読み進める中で、物語の主人公が変わる展開が面白くて、グイグイと本に引き込まれていく感覚を味わえる。

そんな謎多き本。

森見登美彦氏は「我ながら呆れるような怪作である」と仰っている。
「最後まで読めない本」というフレーズに惹かれて読み始めました。うん?あれ?で?って言っているうちに、すっかり本の中に取り込まれてしまい、あたふた。あたふた。
いかんせん、わたしの想像力がたりず、申し訳ない。

私はひとつの本を追っていたはずだけれど、いつのまにか不思議な物語に巻き込まれていた。
ぐるぐる目まぐるしく展開されていって、一度じゃ到底理解できそうにない。私も一つの本に翻弄せれてしまったのかもしれない。

摩訶不思議なアドベンチャー小説

映画にしたらパラレルワールド作れる物語

読了に時間がかかった。別にじっくり読んだわけではなくて、読まない期間が長くてなかなか読み切れなかっただけだ。前に読んだところまでのストーリーを思い出しながら読むことになる。この小説において、時間をあけて読むことは有効な楽しみ方かもしれない。その面白さを倍増させるかもしれない。
夢の中の夢の中の夢の中、醒めない夢なんて題の物語はこれまで何度か触れてきたが、本のストーリーもまたたしかに同じである。本という媒体でこそ可能な表現を存分に活かしていて、四畳半神話大系から通ずる著者の手法を感じた。
と、ストーリーに全く触れてないが、読み返さねばと思っている。これは期間を空けて読んだからこう思うのではなくて、この小説のカラクリなのである。

合わせ鏡のような物語。

読み進めていく中でいま体験している物語はどの世界で進んでいたのか、いまの登場人物はどの次元での存在なのか、と不思議になってくる。

この物語のはじまりは不明瞭で到達点も曖昧。

だからこそ『この物語を最後まで読んだ人はいない』という台詞が活きてくる。

はじまりと終わりが不明瞭で不思議な物語でいうと円城塔『self-reference engine』を想起するけども、『熱帯』に大きな「イベント」は発生しない。
どこかふわふわとした白昼夢が継続する分、砂浜の地面から海水が湧き出してくるような不思議さに支配される。

いやはや、やられた‼️
普通にサクサク読んでいたら、むむむ?
となり、うーん?となり。
最後に、ほほぉー。となる。
そして、今は過去で、未来は今なのでしょうか。

マトリョーシカの様な、なぞなぞの様な本。途中でストーリーに飽きることもあるが、構成が入り乱れ、すごく面白い。よく、こんな入り乱れた本を書けたなぁ、という気がする。読んでるうちに、本の構成に影響されて、私は誰で、この世界は何で、何が真実なのか…?という気持ちになってくる。

読者

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森見登美彦の本

四畳半神話大系

四畳半神話大系

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HSSISOLATED

人生で何度目かの読書熱

薔薇色で有意義なキャンパスライフを送れずいじけるいっぽうの数年を過ごした全ての人に読んでほしい。 この本を読んでいると自分が学部生だった頃を思い出して虚しくなる。しかも、なんだか自分もこういったことをやっていたような気がするから腹立たしい。 そこで、『あぁ、じつに、生き方に工夫が足りなかった。私はなんてまっすぐだったのであろう。』(p.30)などとほわほわ考え、「もし、あの時違う選択をしていたら」、「もし、もう少しだけ運が向いていたら」などと過去を振り返る。 そうは言っても、 『寺山修司はかつて、書を捨てて街へ出やがれと言ったと聞く。しかし街に出て何をしろというのだ、この私に。』(P.220)と思い直すと、結局自分に伝説の至宝「薔薇色のキャンパスライフ」を手に入れる事は出来なかったに決まっていると再びいじけてしまう。 つまり、この物語体験とは、どんな選択をしていたとしても結局代わり映えのしない数年間だっただろうし、自分は自分でしかなかったのだ、という過去・現在・近未来にかけての自己同一性について洞察する極めてE.エリクソン的ライフサイクル体験ができるSF小説なのかもしれない。 その他 『赤ちゃんがおしゃぶりをしゃぶるように箱庭の権力をしゃぶり続け、』(P.47) 『負けてたまるか。 人恋しさに負けてたまるか。』(P.54)

約1か月前

ペンギン・ハイウェイ 角川文庫

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mai

((*゚∀゚))

奇妙奇天烈な話だけど、全体の雰囲気がなんだかほのぼのとしています。アオヤマ少年のキャラクターが好きです。少年の冒険をいっしょに応援したくなる気持ちになります。

12か月前

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有頂天家族

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二児の父親

人間と天狗と狸が暮らす現代の京都を舞台に、「阿呆の血」を受け継いだ狸の家族の物語。真面目で努力家だがピンチに弱い矢一郎、父の死のショックから井戸に引きこもり蛙の姿から戻れなくなった矢二郎、「面白きことは良きことなり!」が身上の矢三郎、偽電気ブランの工場で働く小心者の矢四郎、四人の子供達と宝塚を愛する母が、絶体絶命のピンチを前に奇跡を起こす・・・という話。 「くされ大学生」「阿呆の血のしからしむるところ」といった森見登美彦の独特言葉のチョイスとユーモア、そして愛すべきキャラクター達がクセになる。 また、面白おかしいだけでなく、最後には温かい気持ちになれる点も魅力。 父・総一郎が長兄に語った言葉が印象的。 「兄弟仲良く! なにしろ、おまえたちには、みんな同じ『阿呆の血が流れている』」

1年前

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太陽と乙女

太陽と乙女

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しつちょー。@書店員

かけだし書店員

森見氏の、デビューから現在に至るまで、 新聞や雑誌、舞台パンフなどなどあらゆる媒体で書かれた文章をほぼ網羅したエッセイ集。 ひねくれつつも、どこか愛のある、 人間味を感じる森見氏の文体が好きだ。 もっと言うと、 大学生の頃のノリを延長したかのような空気感が大好きだ。 その時の思い出がなければ、 数々の名作はこの世に生まれ出なかったのであろう。 氏と同じライフル射撃部だったという明石氏やダークスコルピオン氏にぜひお会いしてみたい。 願わくば、 一番森見汁の濃い『太陽の塔』の早期映像化を! もちろん同じ大学ノリを感じるヨーロッパ企画上田氏脚本で!

約2年前

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