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世紀の奇書『熱帯』に惹かれ、秘密を解き明かさんと集まった“学団”によるソウダイなる追跡劇。世界の中心に横たわる謎、その正体は――? 読み出したら止まらない... 続き

コメント

昨日、書店の新刊コーナーに平積みされていた『熱帯』に心を奪われ、迷わず購入し、一日中、時間を忘れて読んでいました。読み終えた私がいる世界は、読み始めたときの世界から、別の場所に辿り着いてしまったようです。同じように見えて、少しずつ違っている、違和感を感じています。どうやら私は、本を読んでいるつもりが、物語の渦に巻き込まれ、別の並行世界に来てしまったようなのです。どなたか、この物語の最後をご存知の方はいませんか?

私はまだ、熱帯の中にいます。

さて、この本を記念すべき登録一冊目としようということには、私が森見氏の熱狂的なファンである、ということ以上にこの本が「読書の楽しみ」をとても強く感じさせてくれるものである、ということが挙げられる。

ハードカバーが持った瞬間に私の腕にズシリとした重みと、程よい大きさを感じさせてくれる。今から私は読書という名の旅に出るのだ、と感じ心が沸き立つようであった。

分厚い紙達の中に閉じ込められた不可思議な世界の中をいくら進んでも、全くの予想のつかない展開のおかげで飽きることはないだろう。

読み終わり一息をつくと、きっと読み終えた者誰もが抱くであろう「語り合いたい」気持ちが湧き出す。
この本には、そんな気持ちを掻き立てる良い意味での「足りなさ」が多く存在している。

そうして我々は、良い本に出会った時に得てしてそうするように、またこの本を読み込む。

それは新たな発見につながるのだ。

気付かなかった伏線や、より一層輝く描写に心が引かれていく。

そうした時に、もはや我々はこの本を手放そうなどとは到底考えられなくなっているだろう。

前半は物語のスピードに圧倒され、謎が謎を呼び、読む事を止めるのが難しいかった。そのぐらい面白かった。
後半は時折、頭にハテナを浮かび上がらせながら、熱帯を旅していた。
前半の登場人物の様に、熱帯に魅力された読書時間だった。
再び、時を経てまた読みたい。

森見登美彦氏は「我ながら呆れるような怪作である」と仰っている。
「最後まで読めない本」というフレーズに惹かれて読み始めました。うん?あれ?で?って言っているうちに、すっかり本の中に取り込まれてしまい、あたふた。あたふた。
いかんせん、わたしの想像力がたりず、申し訳ない。

私はひとつの本を追っていたはずだけれど、いつのまにか不思議な物語に巻き込まれていた。
ぐるぐる目まぐるしく展開されていって、一度じゃ到底理解できそうにない。私も一つの本に翻弄せれてしまったのかもしれない。

摩訶不思議なアドベンチャー小説

読了に時間がかかった。別にじっくり読んだわけではなくて、読まない期間が長くてなかなか読み切れなかっただけだ。前に読んだところまでのストーリーを思い出しながら読むことになる。この小説において、時間をあけて読むことは有効な楽しみ方かもしれない。その面白さを倍増させるかもしれない。
夢の中の夢の中の夢の中、醒めない夢なんて題の物語はこれまで何度か触れてきたが、本のストーリーもまたたしかに同じである。本という媒体でこそ可能な表現を存分に活かしていて、四畳半神話大系から通ずる著者の手法を感じた。
と、ストーリーに全く触れてないが、読み返さねばと思っている。これは期間を空けて読んだからこう思うのではなくて、この小説のカラクリなのである。

読者

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森見登美彦の本

ペンギン・ハイウェイ 角川文庫

ペンギン・ハイウェイ 角川文庫

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mai

((*゚∀゚))

奇妙奇天烈な話だけど、全体の雰囲気がなんだかほのぼのとしています。アオヤマ少年のキャラクターが好きです。少年の冒険をいっしょに応援したくなる気持ちになります。

6か月前

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有頂天家族

有頂天家族

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まこと

二児の父親

人間と天狗と狸が暮らす現代の京都を舞台に、「阿呆の血」を受け継いだ狸の家族の物語。真面目で努力家だがピンチに弱い矢一郎、父の死のショックから井戸に引きこもり蛙の姿から戻れなくなった矢二郎、「面白きことは良きことなり!」が身上の矢三郎、偽電気ブランの工場で働く小心者の矢四郎、四人の子供達と宝塚を愛する母が、絶体絶命のピンチを前に奇跡を起こす・・・という話。 「くされ大学生」「阿呆の血のしからしむるところ」といった森見登美彦の独特言葉のチョイスとユーモア、そして愛すべきキャラクター達がクセになる。 また、面白おかしいだけでなく、最後には温かい気持ちになれる点も魅力。 父・総一郎が長兄に語った言葉が印象的。 「兄弟仲良く! なにしろ、おまえたちには、みんな同じ『阿呆の血が流れている』」

9か月前

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太陽と乙女

太陽と乙女

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しつちょー。@書店員

かけだし書店員

森見氏の、デビューから現在に至るまで、 新聞や雑誌、舞台パンフなどなどあらゆる媒体で書かれた文章をほぼ網羅したエッセイ集。 ひねくれつつも、どこか愛のある、 人間味を感じる森見氏の文体が好きだ。 もっと言うと、 大学生の頃のノリを延長したかのような空気感が大好きだ。 その時の思い出がなければ、 数々の名作はこの世に生まれ出なかったのであろう。 氏と同じライフル射撃部だったという明石氏やダークスコルピオン氏にぜひお会いしてみたい。 願わくば、 一番森見汁の濃い『太陽の塔』の早期映像化を! もちろん同じ大学ノリを感じるヨーロッパ企画上田氏脚本で!

1年前

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