51zror tiul

犯罪組織の一員として育ってきたマルコは、恐怖を与えて支配する叔父のやり方に反発して組織から逃げ出す。だがある巨大犯罪の鍵となる情報を握っていたために……。... 続き

コメント

★5 少年マルコが賢く健気。多少わちゃっとしているが気軽に読めて面白かった。

デンマークのミステリ、シリーズ最新作。
嫌われ者で偏屈な警部補が率いる未解決事件のみを捜査する特捜部Q、但し他のメンバーは謎のシリア人、パンクで精神的に少し病んでる若い女性、の二人のアシスタントのみ、という...が今回取り組むのはアフリカから帰国直後に失踪した外交官の事件。
誰からも好かれていた人格者に何が、という話であるが、今回の主人公はタイトルにもあるマルコ。
不法滞在者で犯罪組織のメンバーであるこの少年が組織から抜け出し、命を狙われながらも知った秘密を警察に伝えようとする動きがストーリーの中心。
最後のほうがちょっとバタバタして無理矢理蓋を閉めちゃったみたいなところが少し気にはなったけども、相変わらず質が高くて面白いシリーズです。オススメです。

読者

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ユッシ・エーズラ・オールスンの本

特捜部Q ―カルテ番号64―

特捜部Q ―カルテ番号64―

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euro

大好き!読むべき!というコメを見…

★5 デンマークの古い未解決事件を捜査するシリーズ4作目。今作はミステリー色が強い。80年代の失踪事件をきっかけに、およそ50年に及ぶ恐ろしい人権侵害が徐々に明らかになる。優生思想によって望ましくないと判断された妊婦たちに対する、強制的な堕胎と不妊手術。これらは実際にあったことのようだ。なかなか感情がまとまらず、この本についてこれ以上書くことは難しい。

5か月前

特捜部Q ―Pからのメッセージ―

特捜部Q ―Pからのメッセージ―

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euro

大好き!読むべき!というコメを見…

★5 古く、未解決で、いかにも難解な事件をシリーズにした3作目。足で稼ぐタイプのミステリー。過去と現在、敵と味方の対比が素晴らしく、それらが交わる場面はゾクゾクした。イチオシ。 作中でデンマーク人が、ノルウェー人がうんぬん、スコットランド人がかんぬん、と決めつけている場面があるが、違いがさっぱり分からない。異文化に触れられることも含めて面白かった。

5か月前

特捜部Q―自撮りする女たち―

特捜部Q―自撮りする女たち―

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Toru Omae

欧米ミステリを中心に読んでいます…

デンマークのミステリで本国とドイツでは特に人気があるらしいシリーズの邦訳最新。もう七作目になるんだな。有能だけど偏屈な警部補と謎のシリア人アシスタントというコンビによる未解決事件捜査班もいつのまにか精神的に問題を抱えてるっぽい女性アシスタントにひょろひょろの若手警官という四人チームとなっている。本作ではチームの女性の精神的な問題がついに限界に達してしまう。彼女がなぜそうなったのかを突き止めようとするチームメンバーに、チーム解散の危機までが訪れる。一方で退職した元上司から依頼された未解決となっている女性の撲殺事件、現在発生している失業中の女性を狙った連続轢き逃げ事件という一見関連の無さそうな二つの事件までが発生し、という話。平行していくつかの話が語り手を変えて進んでいくがこれが混乱に陥らず最終的に落ち着くべきところに収斂していく見事な構成が素晴らしい。長く続いているシリーズだがマンネリにも陥らず素晴らしい。早くも次作が楽しみでならない。

12か月前

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特捜部Q ―Pからのメッセージ― 〔下〕

特捜部Q ―Pからのメッセージ― 〔下〕

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くろ

ミステリー小説、特に海外作品が好…

特捜部Q第3弾。 今作も派手です。緩やかに謎ときを進めて行く→解決の手がかりとなる急展開→犯人との対峙でカールとアサドが瀕死の状態へ、って流れはパターン化してます。 この作品は、メインレギュラーはカールとアサドの男二人コンビですが、毎回キーパーソンとなる女性が勇ましく闘ってますね。作者が意図的にやってるのかわからないですが。今回は被害者の母・思いがけず犯人に利用されてしまった女性コンビがカールアサドコンビを差し置いて犯人を追い詰めていくところも思わず息を呑む一コマです。 相変わらず、エンターテイメント性の強い良作でした。

約1年前