コメント
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身の丈五尺八寸、中盛無料と戦う日… |
最後まで失速することなく、面白かった。
百年の夢から覚めた人々が向き合うのは、どう残し、どう繋いでいくか、というテーマ。
生きられない未来を本気で見据えた時に出せた答えが、誠実で美しい。不老という夢で逆説的に死を思わせ、その終焉で命は希望を手に入れる。
終わるからまた始められる。繋がっていける。だから面白い。
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身の丈五尺八寸、中盛無料と戦う日… |
最後まで失速することなく、面白かった。
百年の夢から覚めた人々が向き合うのは、どう残し、どう繋いでいくか、というテーマ。
生きられない未来を本気で見据えた時に出せた答えが、誠実で美しい。不老という夢で逆説的に死を思わせ、その終焉で命は希望を手に入れる。
終わるからまた始められる。繋がっていける。だから面白い。
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読書だいすき |
人は長生きしたい。永遠の若さを手に入れたいと願ったりするわけだけれど、じゃあ、永遠って一体いつまでを考えていますか?っていうこと。具体的に考えさせられると、本当に困るんだろうな。何年生きたら終わりにしていいですか?今の若さのまま、何年過ごしたら満足だと思いますか?全く想像もつかない。案外30年くらいでつかれるかもしれないし、100年頑張っても、やっぱりもうちょっと
もうちょっとってジタバタ死にたくないと思うのかもしれない。
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本と本棚好き。 |
下巻もスゴすぎた。。。もう言葉にならない。ちょっと放心状態。。。完璧なストーリー、完璧な脚本。伏線の回収とか生意気なこと言ってごめんなさい。。。
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49人 |
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人類滅亡小説
世界が終わるとき、生き残り対象に選ばれなかったとき、何を想うか。いろいろ考えさせられました。 |
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きっと誰かが祈ってる
子供にとって母親の愛は別格だということは分かる。 しかし、保育士の仕事というだけで、その愛情を軽く扱ってはいけない。短くとも、代役であろうと。。 島本さんは、自分の魂を預けて、預けられて、子供達の心の土台を築いているのだから。 自分が涙を流していることに気づきませんでした。多喜ちゃんは、きっと名前通りの人生を送れる。 |
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嫌われ松子の一生 (下)
上巻を読んでハマってしまい、下巻から映画まで一気見してしまった作品。10年以上も経って今更ですが。 身内にも嫌われたまま孤独に暴行死したある女性の一生を描いた作品。 教師から一転して風俗嬢になり、人を殺して逮捕されて刑務所行きになり、付き合う男性はことごとくダメ男で、、散々な人生を送っていく。 かといって松子は特別な人間ではない。起こることこそ違えど、生きていれば誰だって何かに傷つき、乗り越えていくことに変わりない。どこにでもいるに違いない女性。だからこそ生々しいんだと思う。 松子は一時の激情で判断ミスを起こしやすかったり、男を見る目がない(笑)ところはあるけれど、努力家で器用に何でも極めることができ、人を惹きつける美しさがある人だ。 暴行死した孤独な中年女性、というとそれだけで片付けられてしまうけれど、その人の人生や人となりは決して一言では表せないし、嫌われただけの松子じゃない、ということが分かってくる。 一生懸命に生きた人、だ。 たぶんみんなそうだ。 視点や時間軸を変えながらドラマティックに展開されるストーリーが面白くて、最後まで飽きさせない小説でした。 中谷美紀さんが松子を演じた映画は、小説とは打って変わってミュージカルコメディーみたいな軽快なテンポで進んでいくので、それもまた楽しい。 |
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さむけ
有名作家9人によるホラーアンソロジー。 内容は幻想的なものから猟奇的なもの、サスペンス等々……読み応えある短編集でした。 本当は怪談を期待していたのですが、裏切られつつも楽しめて良かったです。笑 |