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これが、私の、復讐。私を見下したすべての男と、そして女への――。一人の美しい大学生の女と、その恋人の指揮者の男。そして彼女の親友の女。彼らは親密になるほど... 続き

コメント

どんな話だった?と聞かれれば、盲目的な恋と友情の話と言うと思う。それ以外にネタバレせずに説明出来ない気がする。

「恋」は本当におそろしいということが伝わってきた。
今まで他の作品で人のために、ものすごい事しちゃう女というのはたくさん見てきたけれど、いまいち納得できなかった。そこまでしなくてもって。なんで?って。
でも今回は思わなかった。それは恋も友情も少しずつ丁寧に順を追って書かれているからかな。
共感出来る所は多かったけれど、楽しくはない話。わかるからこそ続きが気になって気になって仕方なかった。
ラストは私にしては珍しく途中から予想できていた。それに向かっていると確信していたのに、それを更に上をいく終わり方に驚きでした。

最後に一番印象に残った所を。
あの聡明な女を、こんなプライドの
ない行動に走らせてしまうのが「恋」だとしたら、恋愛とは、なんと不毛なのだろうか。怖いのは、稲葉先輩ではなく、彼女をそうしてしまう魔物のような恋そのものだ。

自分が考えていることと、ところどころ、重なる部分があり、自分やばい?と思いました(笑)
まさにタイトルそのままです。どのように終わるのかが気になり、どんどん読み進めてしまいました。

「この人でなければどうしてもだめだ」という、恋愛をしたことのある人は、きっと"恋"の章には共感出来ることが多かっただろう。その人でなければいけない理由などどこにもないのに、なぜかその人以外は考えられない。その人を失うことなど考えられない。そんな想いを完全に否定することなどできない。なんと恋は盲目的で、馬鹿らしく、そして刺激的で甘美なものか。盲目的な恋も恐ろしいが、それ以上に盲目的な友情は恐ろしかった。果たして本当の友情とは、常に側にいて支え続けることなのか。それが友達、親友という人の役目なのか。もしそうであるなら、この世に本当の友達、親友を持っている人は数少ない、いやもしかしたらいないのかもしれない。ただ主人公の"親友"は主人公を通して自分の存在意義を見つけていただけではあるが………。
ドキドキハラハラで読み進められること間違いなし。そうして最後の2ページに呆気に取られるだろう。

他の何もかもが見えなくなってしまう「恋愛」はしたことがあっても「友情」を抱いたことはないかもしれないって、思ってしまった。感情の矢印の方向は同じでも重さが違うから。
最後の展開にはビックリ…

まさにタイトル通り。盲目的になるのは恋だけじゃない。友情に盲目的になること=重い なんて言ったりするんだろう。でもその重さにも気付けないし指摘もできないのが友情というものなのかもとちょっとハッとさせられたり。この子ヤバイ、、、なんて思いながらもどこか共感してしまうところがあって怖くなったり。

別れられない人間関係は恋と友情ともに共通している。

小説のキャラクターに好感度を抱く必要性はないけど、どのキャラクターも好きになれなかった。気持ち悪いなと感じるひとたちで誰とも友達にはなれない(笑)唯一共感できるのはみなみ。とくに「こんな時に自分のコンプレックスの話って必要?」このセリフ。みなみはある程度の人生経験をつんで他人に興味が持てる人。るりえのコンプレックスへの執着は凄まじいものがあり、みなみを無神経というが自分にしか興味がないるりえが気持ち悪くて仕方ない。

みんな承認欲求の塊で自意識過剰すぎる。

高校生や大学生ならまだしもさすがに結婚する年齢の頃には他人など自分にほぼ興味がなく、興味があるように見えるのは他人を鏡とした自分だけ(つまり、るりえにとってはらんか、らんかにとってはほしちか?漢字忘れた)、ということに気づかないとやばいなと思える反面教師的な小説(笑)

まあたしかに盲目的な恋と友情ですな・・・

みなみのように生きなきゃなと思える小説でした(笑)

読者

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はじめての辻村深月さん。中二の多感な複雑な時期のリアルさがじわじわと感じられて、ぐいぐい読み進めてしまった。どうなるんだ?どうなるんだ?と。結果的に1番いい結末だったとも思う。

2か月前

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恐ろしいものを読んでしまった。 装丁の美しさ(書店でひとめぼれ)とは対照的にひたすらエグい。 凄い面白かった!!!これは!! 同じ時を過ごしたのに蘇る記憶は全くの別物、 自分を正当化するために記憶なんて簡単に変わってしまう。 自分の甘美な記憶は誰かの嫌な記憶なのかもしれない。またその逆もしかりで、自分にとって思い出したくもない記憶が誰かの中では今も輝かしくその人を肯定する記憶なのかもしれない。超怖い。 過去への復讐でもあり、これを読んでスカっとするかゾッとするかはその人次第なんだと思う。 またタイトルが秀逸。 「噛みあわない会話と、ある過去について」。短編集なんだけど、全てがこのタイトルにリンクしている。 「パっとしない子」と「早穂とゆかり」が特にぞわっとする。でもちょっとわかる、わかってしまう。こういうの読んでると、ずっと光のあたる所で生きてきた人は無意識に人のこと傷つけてること気づかないし、これからも気づけない。否定するわけじゃなくて、「気づけない。」だからこそその人たちに静かな復讐をするところではぞわぞわする。し、私は少し胸のすく思いがしたのも事実だ。

3か月前

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5か月前

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