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五ツ木守男は自殺のために準備万端、毒入りステーキを用意した。いざ!その前にトイレ……戻ると、なんと食いしん坊の国務大臣がステーキを頬張っているではないか!... 続き

コメント

日影の著作の復刊は、忘れた頃にポツポツと行われる。今度は徳間文庫から、長編推理小説が蘇った。軽く読めるさらさらとした文体で書かれていてユーモアも散りばめられているけれど、海外推理小説がたっぷり引用されたり、西洋料理の薀蓄が披露されたりの日影要素はいつも通り。品川区・目黒区・大田区あたりの街並みが頭に入っていると、ますます楽しく読めると思います。

読者

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日影丈吉の本

内部の真実

内部の真実

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紫陽花

停止中

1944年。日本の植民地であった台湾で一人の軍人が死んだ。陸軍曹長と一等兵の間で起きた、色恋沙汰の果ての決闘騒ぎ。その結果としての死で片付けられる単純な出来事のはずだった。が。ありがちな密室殺人もののように幕を開けるが、日影丈吉お得意の民間伝承、純文学ネタがあちこちで暴発。人間関係も物語も錯綜し、あれよあれよというまに、パパイヤの濃厚な香り漂う亜熱帯を我々もさまようことになります。日影作品、ここのところ一年に一冊のペースで再刊されており嬉しい限り。

約1年前